原文入力:2012/07/12 20:16(1168字)
野 "自主辞退せよし" …聴聞報告書 採択拒否
各種疑惑 10件余り…大統領府 不良検証責任論
野党の最高裁判事人事聴聞委員が去る11日、国会人事聴聞会で10件余りの大量疑惑がふくらみ‘最悪の候補者’として批判を受けたキム・ビョンファ最高裁判事候補者の聴聞報告書採択を拒否し、キム候補者の自主的辞退を要求した。 セヌリ党指導部からも‘大統領府がキム候補者の指名を撤回することが望ましい’という意見が出てきている。
民主統合党最高裁判事人事聴聞特別委所属議員らとキム・ソンドン統合進歩党議員は12日午前、国会で記者会見を行い「偽装転入2件、ダウン契約書3件と、これにともなう税金脱漏事実だけ見てもキム候補者が最高裁判事として適切でない」として「キム候補者の人事聴聞結果報告書を採択できず、自ら辞退するのが正しいという結論を下した」と明らかにした。 聴聞特別委民主党幹事であるパク・ヨンソン議員は「キム候補者が貯蓄銀行捜査と関連してロビーを受けたという情況があらわれたし、キム候補者と数十回通話したブローカー パク・某氏は私債業者だと知らされている」として「この私債業者と一月に一度ずつ山岳会に一緒に行き、夫人名義で彼とアパートを同時に購入した人が果たして最高裁判事候補として適切なのか非常に疑問」と指摘した。
野党聴聞委員はキム候補を推薦した検察と大統領府も批判した。野党委員らは 「検察倫理規定を見れば社会的に適切でない人と接触を持つなという規定があるが、検察が倫理規定さえ守れない人をどうして検察の代表選手として最高裁判事候補に送りだしたのか問わざるをえない」と話した。 また「人事聴聞候補者は本来大統領府民政秘書室など政府で事前検証を経るべきなのに、今回の最高裁判事候補らを見れば果たして事前検証があったのかすら疑問に感じる」として「このような候補を堂々と国会に送って国民が見る聴聞会に出させる李明博政府の度胸がどこから出てくるのか理解できない」とした。
セヌリ党指導部からも同様な雰囲気が感知されており今後の推移が注目される。 セヌリ党のある最高委員は「人がいないならば分からないが、最高裁の権威と法規律確保次元でこのように多くの疑惑で物議をかもしている人が最高裁判事になるのは不適切だ」 として「大統領府が国民の法感情に合わないキム候補者の指名を撤回することが望ましい」と話した。 ソク・ジンファン、ソン・ヨンチョル記者 soulfat@hani.co.kr
原文: 訳J.S