原文入力:2012/07/12 09:57(1660字)
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朴槿恵の意中に合わせて‘歴史逆転’
‘5・16擁護’朴槿恵側近ら "祖先を批判してまで大統領になるべきか"
ホン・サドク、イ・サンドン、ユン・サンヒョンなど立ち上がり
"5・16をクーデターとして一方的に蔑視するのは困難"
党では "反感招くかも" 憂慮
朴槿恵セヌリ党議員の大統領候補競選キャンプが朴正熙前大統領の5・16軍事政変(クーデター)と維新体制に関する評価逆転を始動した。 ホン・サドク委員長をはじめイ・サンドン、パク・ヒョジョン政治発展委員などキャンプ核心人士らがいっせいに5・16と維新に関する既存の評価を留保し歴史と各自の評価に任せようと発言した。
キャンプがいっせいに5・16軍事政変に対する再評価を始動したのは、朴議員の頑固な態度と関係がなくはないという解釈が出ている。 朴議員は5年前の検証聴聞会で5・16に関する準備された答えがあったのに「救国の革命」だと突発応答した。 5年前には出馬宣言文でも「私の父の時代に不幸なことで犠牲と苦難に遭われた方々とその家族の方々に私は常に申し訳ない気持ちを抱いている」と発言したが、今回の宣言文にはこのような内容は入っていなかった。 歴史認識が5年前よりも更に後退したわけだ。 党関係者は「キャンプがこのように一斉に乗り出したことは朴議員の意中が反映されたものと見なければならないのではないか」と話した。 ホン・サドク選対委員長は「私も祖先を批判してまでも大統領にならなければならないと(朴議員に)助言するつもりは毛頭ない」とまで話した。
朴槿恵議員が前日の出馬宣言記者会見で正修奨学会に関して「私とは関係のないこと」とし明確に一線を画したことと脈絡が同じだ。 朴議員が5・16と正修奨学会など論難に包まれている‘父親の遺産’を抱きしめて行く方向で整理したと見られる。 党関係者は「朴正熙前大統領に関する部分は誰が何を言おうが変えられない本人のマジノ線のようなもの」と話した。 ここには5年前に比べて政治的地位が大きく上がった状況で‘父親の遺産’を巡る論争を攻勢的に突破できるという政務的判断も作用したものと見られる。