原文入力:2009-03-26午前01:33:23
‘狂牛病報道’ イ・チュングン ディレクター昨夜逮捕…強制捜査着手
キム・ボスル ディレクター身柄確保に出る…文化放送労組 “言論弾圧”
ソク・ジンファン記者,クォン・クィスン記者
検察が25日<文化放送> ‘PD手帳’の狂牛病報道と関連して、イ・チュングン(34)ディレクターを逮捕するなどプログラム製作陣に対する強制捜査に着手した。検察が‘PD手帳’に対して強硬対応に出ることにより、言論自由萎縮に対する憂慮と批判が再び強まるものと見られる。
ソウル中央地検刑事6部(部長チョン・ヒョンジュン)はこの日裁判所から逮捕令状の発給を受け、夜10時40分頃、イ ディレクターをソウル,麻浦の自宅前で逮捕した。イ ディレクターは‘PD手帳’狂牛病編を製作した担当ディレクターで、昨年6月提起された農林水産食品部の名誉毀損疑惑捜査依頼事件の主要召還対象者であった。イ ディレクターはソウル,汝矣島の文化放送社屋から夫人と一緒に乗用車で家に行き車両2台を動員した検察捜査官らに逮捕された。
先立ってチョン・ビョンドゥ ソウル中央地検1次長はこの日午後、「(PD手帳)製作陣が召還に応じず、残った選択は召還を再び通知することと強制捜査のみ」としつつ強制捜査に出る方針であることを表明した。このプログラムを作ったディレクター4人と作家2人は24・25日に出席しろとの検察の要求に応じなかったが、検察が再捜査着手後初めての召還日として通知した日に直ちに逮捕令状を発行されイ ディレクターを検挙したことは強硬な捜査方針を表わしたものと受け止められる。
検察はイ ディレクターとともに主要召還対象者であるキム・ボスル ディレクターに対しても身柄確保に出たと分かった。
文化放送労組は‘PD手帳’に対する検察捜査を言論弾圧と規定し、強硬対応するという方針を明らかにした。イ・クンヘン労組委員長は「26日朝、労組緊急総会を開き午後にはソウル中央地検前で抗議示威を行う」と明らかにした。イ委員長は「政策批判プログラムが政府政策首長の名誉を傷つけたということは話にもならない説(語不成說)であり明白な言論弾圧」と批判した。
チャン・ヒャンウォン労組民主放送実践委員会幹事は「もし(検察が)取材原本に対して押収捜索に出たり、文化放送社屋内で強制拘引がなされれば労使が団結し物理的力を使ってでも決死の覚悟で防ぐ」と明らかにした。
先立ってこの事件の捜査チーム長だったイム・スビン前ソウル中央地検部長検事が無嫌疑意見を守り、検察指揮部と摩擦を起こして辞職し論難がおきた経緯がある。検察は先月この事件を異例的にソウル中央地検の別の部署に再配し本格的な再捜査意志を明らかにした。
ソク・ジンファン,クォン・クィスン記者soulfat@hani.co.kr
原文: 訳J.S