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駐韓米軍司令官‘民間人に手錠’謝ったが…

登録:2012-07-09 06:49

原文入力:2012/07/08 22:28(1264字)

←米第7空軍司令官であるジャン マーク チュアス中将(駐韓米軍副司令官)が8日午後京畿(キョンギ)平沢市(ピョンテクシ)烏山(オサン)空軍基地(K-55)で記者会見を行い、米軍憲兵が駐車問題で言い争いを行った韓国民間人3人に手錠をかけて連行した事件に関して謝った。 チュアス中将が会見開始前に腰を曲げて挨拶している。 平沢/キム・ジョンヒョ記者 hyopd@hani.co.kr

米軍憲兵 "正当な公務執行" 主張
警察、SOFA確認して刑事処罰を検討

 京畿道、平沢に駐留中の駐韓米空軍部隊(K-55)憲兵が部隊前で駐車問題で言い争いを行った韓国民間人3人に手錠をかけ米軍部隊前まで連行した事件(<ハンギョレ> 7日付6面)と関連して、駐韓米軍司令官が市民と地域社会に対し公式に謝罪した。 しかし米軍憲兵は韓国警察に出頭して‘身辺に脅威を感じた正当な公務執行’と主張した。

 京畿道、平沢警察署は米空軍部隊憲兵7人の中の3人を去る7日夜8時頃に呼び、4時間30分余りにわたり調査したと8日明らかにした。 自主出頭形式で警察に出てきた米軍憲兵は‘韓国民間人(ヤン・某・35)が移動駐車要求に忠実に従わず、現場で妨害し押し退けるなど威嚇を感じた’として‘このような場合には手錠をかけろとの教本に従い公務執行をした’と主張したと警察は明らかにした。

 しかし韓-米駐屯軍地位協定(SOFA)の逮捕規定を見れば、米軍施設および区域外で米軍警察(憲兵)は必ず韓国当局との約定に従わなければならず、米軍による警察権行使は米軍構成員間の規律と秩序維持および彼らの安全保障のために必要な範囲に限定されている。 したがって今回の事件も米軍が部隊外で巡回査察する途中に韓国民間人と問題が発生しただけに、韓国警察を呼んで措置しなければならなかったという指摘が出てくる。 警察は現場に出動した別の米軍憲兵4人の調査を終えた後に容疑が確認されれば刑事処罰する方針だ。

 ジェームズ サーマン駐韓米軍司令官は8日報道資料を出して 「衝撃を受けた方々と地域社会に心より謝罪申し上げる」として「調査結果が出るまで事件連座者の任務は停止し大韓民国警察の調査に持続的に協力する」と明らかにした。 憲兵の所属部隊である米7空軍司令官であるジャン マーク チュアス中将(駐韓米軍副司令官)もこの日記者会見を行って「営外巡回査察過程の全般にわたって韓-米駐屯軍地位協定に外れる部分はないかなどを検討する」と話した。 イ・ペクスン外交通商部北米局長は7日チュアス駐韓米軍副司令官をソウル、都染洞(トリョムドン)の外交部庁舎に呼び今回の事件に抗議した。

平沢/キム・キソン記者、ハ・オヨン、キム・キュウォン記者 player009@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/area/541562.html 訳J.S