原文入力:2012/07/06 08:15(1492字)
←キム・チャンギョン会長
未来貯蓄銀行高位関係者 "保険用に金銭渡したと話した"
大統領選資金性格濃厚…検察把握 2億 よりはるかに大規模
キム・チャンギョン(56・拘束起訴)未来貯蓄銀行会長が2007年大統領選挙時、李明博大統領の実兄であるイ・サンドク(77)前セヌリ党議員に計30億ウォンを渡したという証言が出てきた。 これは検察が把握している金額よりはるかに大きな金額で、事実であることがあきらかになれば、大統領選資金の性格が深まることなので注目される。
未来貯蓄銀行高位関係者は5日 「キム・チャンギョン会長が2007年大統領選挙を控えて‘キム・ドクリョン民族和解協力汎国民協議会代表常任議長を通じてイ・サンドク前議員を紹介され、保険用として30億ウォンを渡した’と周辺の近い人々に話した」と明らかにした。 検察は現在、キム会長がイ前議員に2億ウォン余りを渡したと見て捜査中だと明らかにしていた。 この関係者の証言と検察が不法資金として把握している金品の規模に大きな差があるわけだ。
この関係者はまた「キム会長が去る3月キム・ドクリョン議長を通じてイ前議員とチョン・シニル セジュンナモ会長などに救命を要請したがイ前議員側が‘二度と来ないでくれ’として面談を断ったと言った」と伝えた。
これに先立ち、この関係者は去る5月初めキム会長が密航を試みて拘束された後<ハンギョレ>記者と何度も会って、未来貯蓄銀行を生かすためにキム会長が試みた多様なロビー形態を紹介した。 当時彼は 「キム会長がチョン・シニル セジュンナモ会長を通じてキム・スンユ ハナ金融グループ会長にお願いしてハナキャピタルから145億ウォンの投資を受けた」と明らかにして、「忠南(チュンナム)、牙山(アサン)ゴルフ場の社長であるS弁護士は雇われ社長で実際の主人はキム会長」と話した。 また 「2007年大統領選挙時、キム会長をイ前議員と連結した人はキム・ドクリョン前議員」と明らかにした。
実際に彼の証言は以後の検察捜査を通じて確認された。 最高検察庁中央捜査部傘下の貯蓄銀行不正合同捜査団(団長チェ・ウンシク)は昨年9月 未来貯蓄銀行有償増資を控えてキム会長が拘束執行停止中であるチョン・シニル(69)会長を病院に訪ねて会い、キム・スンユ(69)前ハナ金融会長がキム会長の要請を受けてハナキャピタルに投資検討を指示した事実も明らかにした。 合同捜査団はまた、5日 「キム会長とイ前議員が会っや席にキム・ドクリョン議長が同席し、この部分はイ前議員も認めている」と明らかにした。
この関係者の種々の証言がほとんど事実であることが明らかになっただけに‘キム会長がイ前議員に30億ウォンを渡した’という主張も信憑性が高く見える。
これに対して検察関係者は「キム会長が30億ウォンをイ前議員に渡したという話は聞いていない」と話した。 また別の検察関係者は「貯蓄銀行会長が使ったというロビー資金は捜し出して被害者に戻さなければならない金なので、捜査チームが強く追及した」として「しかし捜査チームが陳述を受け確認したロビー資金の金額はそれ程大きくない」と話した。 キム・テギュ、ファン・チュンファ記者 dokbul@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/541310.html 訳J.S