原文入力:2012/07/02 16:55(1194字)
←李明博大統領が2日午後、ソウル、汝矣島(ヨイド)の国会本会議場で開かれた第19代国会開会式で演説している。 ニューシス
李明博大統領が2日、19代国会開会式の演説途中に拍手を一度も受けることができない異例な事態が起きた。
与野党の国会議員はこの日、李大統領の開会式演説を静かに傾聴するだけで全く拍手しなかった。 朴槿恵セヌリ党議員は李大統領の演説途中にカバンからペンと手帳を取り出してメモをするだけだった。
歴代大統領が国会開会演説で中間に拍手を一度も受けられなかったケースはこれまで一度もなかった。 李大統領は去る2008年7月、18代国会開会演説で計27回の拍手を受け、10月の国会施政演説では9回の拍手を受けた。
李大統領がこの日午後2時、国会演説のために本会議場に入るとすぐに与野党の議員の態度は全く違っていた。 国会本会議場議長席を基準として左側に座ったセヌリ党議員は全員が起立拍手を送ったが、右側に座った民主統合党議員は相当数が席から立ち上がらず拍手もなしで沈黙していた。 この日セヌリ党議員も李大統領が演説をする間に拍手を一度もしなかった。 李大統領の演説が終わるとセヌリ党国会議員全員は起立拍手したが、民主統合党をはじめとする野党は演説が終わっても拍手しなかった。
李明博大統領はこの日の演説で「政府と国会は厳しい状況で国民を安心させ当面の問題を解決しながら未来に向かって国を発展させていく責務を抱いている。」と話し、行政府と立法府の間に緊密な協力を注文した。 続けて「このような認識下で私は国政を共に導いていく立法・司法・行政の3部が相互牽制と均衡を維持するものの、国益のために大乗的な観点でより一層協力していかなければなければならないと考える。」と強調した。
李大統領はまた「私たちの最後に残された課題は平和統一で、これは私たちの世代の歴史的使命であり、もう急いで準備しなければならない段階にきた。」としながら「統一準備の核心事業の一つが統一財源を用意すること」とし国会の関心を注文した。
李大統領は今年の国政の最優先課題として働き口創出と物価安定を挙げた。 彼は「政府は今年、働き口40余万ヶを創り出し物価は必ず2%台に安定させる。」と約束した。
李大統領は「今年12月の大統領選挙を控えて政府は歴史的責任を持って公正に管理する」とし「これまでの功罪を謙虚に見て回りながら残った任期に国民の意思を誠実に敬い最善を尽くして国政を推進していく」と強調した。
イ・チュンシン記者 cslee@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/540569.html 訳J.S