原文入力:2012/06/24 14:26(2169字)
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21日に封切りした<ミスGO>チョン・スロ役を演じたコ・ヒョンジョン
"個人事でなく‘演技者 コ・ヒョンジョン’としてのみ観て欲しい"
コ・ヒョンジョン(41)は数日前に携帯電話を初めて開通したという。「固定電話だけでも知人たちと連絡して問題なく過ごしたけれど、誰かが‘携帯電話番号’を尋ねた時‘あの~持ってないんですが’と言えば‘知らせたくないから教えないんだな’と考えるんです。いたずらに目立たせているようで用意しましたよ。"
彼女がとても気難しいだろうという認識は、映画<ミスGO>の監督が製作スタッフの内部事情で中途交替して、彼女が進行しているトーク プログラム<コ ショー>(SBS)のディレクターが私的な理由で途中下車した時「コ・ヒョンジョンがどれほど主張が強いのか…」という推測まで生んだ。
"<コ ショー>の放送が終われば関連記事に全部目を通します。 私の放送を見ながら反省もするようにしています。 芸能会で駆け出しなので、まだ芸能界の‘騒がせ’キャラクターみたいです。 でも私が何か言って放送局が監督を切るなんて、そんなことはできないですよ。 私はそんなに‘無鉄砲’じゃないですよ。 他の進行者がカカシでもありませんし。 そのような話を聞けば胸が痛みますが、どうであれ私が撒いた種でしょう。一層気を付けなさいという信号だと思って受け入れています。"
事実、彼女は「コ・ヒョンジョンに最も辛い点をつける人が自分自身」といった。 それでも大衆はドラマ<善徳女王>で強烈だった‘ミシル’キャラクターを彼女に重ね合わせて‘強い’というイメージを抱いてしまった。
"(子供がいる状態で)離婚した後、母親を感じさせたり離婚を想起させる役をすれば私の状況に重ね合わせて見られそうに思いました。 わざとでも強いキャラクターを演じたようです。 演技に復帰して荒野に素手で出て行くようで怖かったですよ。 私だって辛いことはたくさんあったんですよ。ところで‘享受することはみんな享受して、行くところがないからここに来て、弱々しい姿を見せている’と思われそうだし、そんな表情をするのも卑怯だと思いました。 憂鬱がる必要もないですしね。 ‘コ・ヒョンジョン、しっかりしろ’と言ったんですね。"
三星(サムスン)家の嫁、離婚、演技復帰を経た彼女は 「'演技者コ・ヒョンジョン’として純粋に見られること」を望んだ。「私の影についた付随的なことを拭い去って、演技者としてだけ鮮明に見られて、その横にコ・ヒョンジョンという名前がつくみたいにね。個人事を思い浮かばせずに愛と関心を集めた(デビュー)草創期のコ・ヒョンジョンに戻りたいですね。もちろん時間は多少かかるでしょう。"
21日に封切りした映画<ミスGO>(監督 パク・チョルグァン)で彼女は‘いつも強く’見えるコ・ヒョンジョンのイメージを消した。 パニック障害を病む‘チョン・スロ’(コ・ヒョンジョン)が麻薬と500億ウォン分のニセ金取り引きにまきこまれ体験する騒動劇だ。 ‘ミシル キャラクター スタイル’に縛られた彼女に、東国(トングク)大演劇映画科90年度入学生同期であるこの映画の製作会社代表が‘チョン・スロ’役を託した。
"チョン・スロのようにどこか受動的で他人に頼りながら引きずられて行き、ぶらさがったりもする役は初めてみたいです。 チョン・スロは垢にまみれずさわやかさもにじみ出るので、私が体格も小さくなく、強いキャラクターばかりしていたので(観客を)説得できなかったらどうしようか、共感を得られなかったらどうしようかと心配もしたんですよ。"
彼女は「この映画に参加した作家の中にパニック障害を持っている方がいて、その方が‘チョン・スロ’部分の脚色を助けた。 その方がパニック障害を病む人々が変な誤解を受けないよう(症状が)過度に表現されないようにしてほしいとも言われた」と話した。
ユ・ヘジン、イ・ムンシク、パク・シニャン、コ・チャンソクらの俳優まで集めた割には、映画構成が多少散漫なのは惜しい。 劇の核心に上り詰めるスピード感ものろい。 だが、不安症状を堪えて、多少たどたどしげに肝の座った事件解決者として立ち向かうコ・ヒョンジョンの演技は‘ミシル’とは別の演技の味を見せてくれる。 ‘コ・ヒョンジョンがこんな役をするの?’とあきらめ半分だった監督に彼女はこんな話もした。「私がなぜ(映画関係者たちに)気難しい感じを与えたか考えてみました。 私はシナリオを受けとればきちんと読んで、2日以内に答を出します。長くシナリオを抱いているより、その方が正確に私の意が伝えられると考えるからです。ところが予想外に早く反応が返ってくるので、(強く)断る感じを与えたようです。 でも私は(どんな配役でも)いつも待ってるんですよ。」
ソン・ホジン記者 dmzsong@hani.co.kr , 写真ドロシ提供
原文: https://www.hani.co.kr/arti/culture/movie/539265.html 訳J.S