原文入力:2012/06/21 21:04(1552字)
←大学生たちとパン屋主人が出会って協同組合として春川(チュンチョン)の町内パン屋を生かそうというプロジェクトを推進している。 右から2番目が‘ザ・ベーカリー’の主人チェ・ミョンシク氏で、左から江原(カンウォン)大のキム・ヒョンソン(仏文学2),キム・ヒョンギョン(国際貿易学2),ユン・テジュン(新素材工学2),キム・カヨン(経営学2)氏だ。
[99%の経済] 大学街プロジェクト・勉強会 活発
町内パン屋協同組合を生かすためのプロジェクトに春川の若いパン屋主人と大学生が力を合わせた。
プロジェクトチーム長を務めている江原大キム・ヒョンギョン(国際貿易学科2年)氏は「7~8年前まで80ヶ所あった春川の町内パン屋が20ヶ所に減り、春川製菓協会も閉鎖された」として「江原大入口に新しく開店した若いおじさんと意気投合して町内パン屋興し(ふっくらプロジェクト)を進めている」と話した。 ‘ザ・ベーカリー’という町内パン屋を始めたチェ・ミョンシク(31)氏は 「8年間、製菓業界で仕事をして昨年11月に向こう見ずに開業した」として「大学生のアイディアと情熱が事業スタートに役立っている」と話した。 チェ氏はプロジェクトチームのアンケート調査結果を受け入れ、食パンに専門化しようとしていた計画をあきらめフェイスブックとブログを作った。
プロジェクトチームの1次目標は‘ザ・ベーカリー’の売上増大、2次目標は20店の春川町内パン屋の共同ブランド作りだ。 もちろん協同組合まで行く道はまだ遠く険しい。
パク・ソンイク(28)氏は大邱(テグ)で‘人間図書館’という見慣れない事業を‘一緒に’という見慣れない名前でリードしている。パク氏は 「人が本になって自分の人生の話を聞かせるプログラム」 とし 「1人の周囲に3~4人の読者が囲んで座り話を聞いて思いを交わす」 と語った。 障害者と性少数者、脱北者など普段会いにくい人々だけでなく、旅行者や非政府機構(NGO)活動家、大学生など多様な人々を‘人の本’として招請する。 最近では5校の中学校の放課後プログラムに採択され、幼い生徒たちと忙しい日程を送っている。
パク氏は「人間図書館を進めながら平凡な人々が社会問題に関心を持つことになるのを見た」として「人間図書館を協同組合にして青年たちが地域社会で良いことができる機会を広げるという夢も見ている」と語った。 人間図書館を一人で始めたパク氏は昨年11月に気の合う同僚2人に会って‘一緒に’チームを設けている。
ソウル弘益(ホンイク)大前では‘人間的医療のための30分診療’を追求する30代の若い医者たちがカフェ型病院‘ゼネラル ドクター’(ジェドク)を医療生協として運営するかと思えば、忠南(チュンナム)、大田(テジョン)では地域の若い活動家がローカルフードと村共同体をつなぐ‘助け合い生協’発足に乗り出すなど町内パン屋から人間図書館、医療、農業に至るまで青年たちの協同組合作り熱風が吹き出し始めている。
大学街では協同組合勉強会も活発だ。 聖公会(ソンゴンフェ)大の協同組合経営学科大学院生は来月6,7日の2日間、青年協同組合カンファレンス(http://coopy.kr/intro)を開催する。 ハンサルリムとiCOOP生協、原州(ウォンジュ)などには協同組合を勉強してプロジェクトを準備する大学生の見学要請が相次いでいる。
文・写真 キム・ヒョンデ先任記者
原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/539061.html 訳J.S