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新月城(シンウォルソン)原子力発電所1号機 また停止事故

登録:2012-06-19 07:39
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/538216.html

原文入力:2012/06/18 16:09(896字)

試験運転中に異常信号 稼動停止
"出力が低下しただけ…放射能流出はない"

 去る3月、試験運転中に稼動を停止した新月城原子力発電所1号機が再稼働1週間目で再び停止した。

 韓国水力原子力月城原子力本部は17日「試験運転中の新月城1号機が午前10時18分頃‘主給水ポンプ停止時の発電所低出力維持可能試験’を進めている間にタービン出力連続減発信号(出力が急激に落ちる信号)が続きタービン-発電機が自動停止した」として「詳細な原因を調査中」と明らかにした。

 月城原子力本部関係者は「原子力出力を急激に落とす試験をしている間に異常な信号が感知され、発電機出力が自動的に同時に落ちた」とし「原子炉の出力が落ちただけで放射能の外部漏出などの問題は全くなく原子炉は安定状態を維持している」と説明した。

 加圧軽水炉型100万kW級の新月城1号機は今年6月竣工予定だったが、去る3月試験運転中に原子炉冷却材ポンプの故障で自動停止し、来る7月末に商業運転が延期された。 以後、整備作業を経て去る10日から設備健全性と安全性を確認する試験運転をしてきたが、今回の停止事故によって商業運転時点が再び延期される可能性が大きくなった。

 また、釜山と慶北、慶州など地域住民たちが行っている原子力発電所建設反対および老朽原子力発電所閉鎖要求も強まる展望だ。 去る1月、月城原子力発電所1号機で温度計測器スイッチ誤作動事故が起き、2月には古里原子力発電所1号機で停電事故が起き、3月には試験稼動中の新古里(シンゴリ)2号機が主給水ポンプの異常のために稼動を止めた経緯がある。 ここに新月城1号機の発電停止事故まで繰り返し発生したことにより、今年だけで5件の大小の原子力発電所事故が起きた。

パク・ヒョンチョル、パク・スヒョク記者 fkcool@hani.co.kr

原文: 訳J.S