原文入力:2012/06/15 22:16(1241字)
イ・ソクキ議員 CNC押収捜索時
最高検察庁 "不法が確認されれば捜査拡大"
検察がイ・ソクキ統合進歩党議員が経営する選挙企画会社の選挙補填金膨らませ疑惑を捜査する過程で地方区国会議員5人を含め4月の総選挙に出馬した統合進歩党候補68人の各種選挙会計資料を確保したことが15日分かった。 最高検察庁関係者は、イ議員の他に他の議員に対する捜査拡大の可能性をほのめかせた。 統合進歩党と民主党は検察が今回の事件を契機に野党圏を狙ったホコリはたき式標的捜査に検察が乗り出す可能性に憂慮を示した。
光州(クァンジュ)地検 順天(スンチョン)支庁は 「去る14日ソウル、汝矣島(ヨイド)のCNコミュニケーションズ(CNC)と社会動向研究所の押収捜索を通じて2005~2012年の各種会計資料などを確保した」と明らかにした。 検察の押収資料には去る4月総選挙の際にCNコミュニケーションズに企画・広報を任せたオ・ビョンユン(光州西乙)、キム・ソンドン(全南(チョンナム)、順天・谷城)、キム・ミヒ(京畿(キョンギ)城南(ソンナム)中原)、イ・サンギュ(ソウル、冠岳(クァナク)乙)議員など党権派4人と参与党系のカン・ドンウォン議員(全北(チョンブク)、南原(ナムォン)・淳昌(スンチャン))等5人の選挙関連会計証明資料が含まれている。 検察はまた、2010年に行われた光州市と全南道教育長当選者側が選挙管理委員会に提出した証明資料の中で費用を膨らませたものがあるかも集中調査している。
検察がCNコミュニケーションズ押収捜索で確保した統合進歩党立候補者らと進歩陣営市・道教育長の各種選挙会計資料を調査してイ・ソクキ議員の他に別の統合進歩党議員らと市・道教育長などに対しても捜査を拡大するのではないかという観測が出てくる。 最高検察庁関係者はこの日「押収物がばく大な量ではない。 明白な不法行為が追加で確認されれば当然捜査を拡大する」と話した。
これと関連してキム・ソンドン議員は国会で記者会見を行い「検察が押収捜索令状に明記された調査対象者であるチャン・マンチェ教育長に関する資料だけでなく光州市教育長と統合進歩党のすべての総選挙候補らに関する資料を押収捜索していった」として「これは政治検察が進歩教育長、進歩政党つぶしに出たこと」と主張した。
パク・チウォン民主統合党院内代表もこの日記者たちと会って「検察が政治的目的で今回の事件を拡大捜査して、これを大統領選挙まで引っ張っていこうとする恐れがある」として、検察の捜査拡大の動きに憂慮を示した。
順天(スンチョン)/チョン・デハ記者、キム・ジョンピル記者 daeha@hani.co.kr
原文: 訳J.S