原文入力:2012/06/11 18:57(1480字)
極右の菜園に出馬出して苦杯
左派単一候補のために2次放棄
"ルペンにとって2ラウンドは難しいだろう"
"失望するのは当然だが、我々は負けられない。 (1次総選挙の)高い支持率にもかかわらず、ルペンにとって2ラウンドはかなり難しいだろう。" (チャンヌィック メランションの総選挙敗北認定演説より)
10日に行われたフランス1次総選挙で極右の菜園に出場の意向を示したメランション(写真)左派戦線代表が結局、極右国民戦線マリン ルペン候補に敗北した。 メランション代表はこの日、北部パ・ド・カレー県のエネン ポモン選挙区で3位(21.5%)と出遅れ、17日に行われる2次総選挙を放棄した。 1位(42.4%)ルペンと激戦を行うことになる2位(23.5%)フィリップ クメル社会党候補を‘左派単一候補’として支援射撃するためだ。
メランションは先月「国民戦線の吸血鬼に太陽の光を照らす」としてエネン ポモンでの出馬を宣言した。 政治家が出馬を宣言することがそれほど大事なのかと思われるが、事実ここはルペン候補の故郷だ。 去る大統領選挙の1次投票の際もルペンはここで31%を得票し、フランソワ オランド大統領とニコラ サルコジ前大統領を制圧した。 メランションは14.9%で4位を占めた。 カリスマあふれる極左候補がフランスの最も有力な政治家2人も越えられなかった‘壁’を越えるとして出馬したのだ。
ルペン側は 「自分の自負心のために落下傘に乗って降りてきたアウトサイダー」として、極右のホームグランドに足を踏み入れた極左候補を批判した。 これに対してメランションは「私はどこ出身でもない。 私はこの国の多くの人々のように北アフリカで生まれフランス全域で生きてきた」として対抗した。 また 「ルペンは1ヶ所で生まれて生涯を暮らし、外部の人を決して受け入れることはできず、フランスにもはや存在しない人々を代表している」と一喝した。 反移民者政策を公然と掲げてフランスの純粋性を強調するルペンに正面から対抗したのだ。
総選挙前の世論調査ではメランションが1次で2位を占め、2次でクメル代表の棄権を踏み台としてルペンを破るという結果が出もした。 しかし一時、鉱工業地帯であり、産業都市であったが工場が東ヨーロッパに移って行った後‘失業’都市となったエネン ポモンの市民はメランションの‘美しい挑戦’に手を差し伸べる余裕がなかった。 1986年以後、下院議員を輩出できなかった国民戦線は2次総選挙でルペンを含め3人程度を議会に入城させるものと見られる。
一方、1次投票の結果、フランソワ オランド大統領の執権社会党は約35%の得票率を記録した。 緑色党5%、左派戦線6.9%を合わせれば‘左派’の得票率は50%に肉迫する。 1次投票で過半得票者が出てこなかった選挙区では17日12.5%以上を得票した候補らを対象に2次総選挙を執り行うが、‘候補単一化’を約束した左派は最終的に52~62%を得票すると予想される。 特に社会党は577席中275~329席で単独過半を占める可能性もあり、オランド大統領の各種改革政策推進にも弾みがつくものと見られる。 チョン・ジョンユン記者 ggum@hani.co.kr
原文: 訳J.S