原文入力:2012/06/11 07:57(878字)
検察にシン・ミョンス前会長 捜査依頼
盧泰愚(80・写真)前大統領が自身の秘密資金を勝手に使ってしまったとして、姻戚であるシン・ミョンス(71)新東方グループ前会長を捜査してほしいという陳情書を検察に出した。
検察はこの事件をソウル中央地検 金融租税調査2部(部長 キム・ジュウォン)に割り振り、捜査中だと10日明らかにした。 検察は陳情趣旨に関して「過去に預けておいた金を出せということで、個人的な財産争いと説明している」と伝えた。
盧前大統領はまた、以前にシン前会長に預けた230億ウォンが今は利子がついて400億ウォン余りに達しており、この金を取り戻せば完納できずにいる秘密資金追徴金も払えると説明したことが分かった。 秘密資金事件で捜査を受けた盧前大統領に対する追徴金は2628億ウォンだが現在231億ウォンが未納となっている状態だ。
これに先立ち最高検察庁中央捜査部は1995年盧前大統領秘密資金捜査をする過程で、秘密資金230億ウォンがシン前会長に渡されており、この金はソウル、小公洞(ソゴンドン)のソウルセンタービルディングを買いとるために使われたと明らかにした。 しかしこの建物は裁判過程で盧泰愚秘密資金とは確定せずに差し押さえを免れた。 シン前会長は新東方グループ系列会社に名義が移ったこの建物を担保にし、貯蓄銀行から貸し出しを受けて個人負債を返したと知られた。 だが、盧前大統領が追徴を厭わずに「自身の秘密資金」だと主張したわけだ。
今回の捜査依頼の背景には両家の離婚訴訟が最も大きな原因に挙げられている。 盧前大統領の一人息子ノ・ジェホン(47)氏とシン前会長の長女シン・ジョンファ(43)氏は昨年裁判所に離婚訴訟を出し離婚手順を踏んでいる。
キム・テギュ記者
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/537025.html 訳J.S