hankyoreh

原文入力:2012/06/09 22:04(1234字)

チャン・セドンら新軍部核心物 陸軍士官学校発展基金行事に
ハン・インソプ教授 "‘叛乱罪’人士を招請した陸軍士官学校長の国家観が疑わしい"

　全斗煥前大統領と家族、そして第5共和国の実力者らが陸軍士官学校生を査閲した事実が社会関係網サービス(SNS)を通じて知らされ批判世論が激しく起きている。 全前大統領が軍の統帥権者級の儀礼を受ける資格があるかということだ。

　9日ツイッターとフェイスブックなど社会関係網サービスでは全前大統領とその夫人イ・スンジャ氏、孫娘とともに陸軍士官学校生を査閲し、敬礼に答えている姿のキャプチャー写真が出回った。 問題の写真は前日8日夜、ある総合編成放送会社がこの日陸軍士官学校で開かれた発展基金200億ウォン達成記念行事を伝えた場面だ。

　この日社会関係網サービスを通じて出回っている写真を見ると、敬礼で答えている全前大統領の横には彼の最側近だったチャン・セドン前安全企画部長、キム・ジニョン前陸軍参謀総長など第5共和国当時の新軍部核心人物が一堂に集まっていたことがわかった。 彼らが陸軍士官学校出身である点を勘案しても、‘6・10抗争’を目前にした時点でのこのような行事は‘時代錯誤的’ということがネチズンの世論だ。 9日は‘6・10抗争’の導火線になった延世(ヨンセ)大イ・ハンヨル烈士の忌日だ。 しかも「全財産が29万ウォンだけ」という全前大統領の孫娘が先月豪華結婚式を挙げたという事実が知らされ、大衆の視線が毒々しかった点を考慮するならば、陸軍士官学校のこのような行事進行は不適切だという指摘が起きている。

　ソウル大法学専門大学院のハン・インソプ教授は自身のツイッターで「内乱罪、叛乱罪、内乱目的殺人罪で断罪された全斗煥らを陸軍士官学校が招請して学生に査閲を受けさせたとは。 学生に何を教えようとしたのか? 陸軍士官学校長の "国家観" が疑わしい」と明らかにした。 別のツイッター使用者も「全斗煥がいまだにこのように大統領面をしている」と明らかにした。 ツイッターID‘tns*******' 使用者も「この狂った国を救済する方法はないのか? ウンザリだ!」と話した。

　彼らは陸軍士官学校に発展基金を出して行事に招請を受けたと発表された。しかし、彼らが幾ら出したのかは具体的に知らされなかった。 ただし陸軍士官学校発展基金ホームページを見れば、個人基金出捐者(1000～5000万ウォン未満)名簿に全前大統領の名前が含まれている。 基金出損額が少なくとも1000万ウォンは越えているわけだ。

ノ・ヒョンウン記者 goloke＠hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/536897.html 訳J.S