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‘国防部 不穏書籍’損害賠償棄却に出版界 "思想の自由侵害" 反発

登録:2012-06-05 07:44
https://www.hani.co.kr/arti/culture/culture_general/536063.html

原文入力:2012/06/04 20:08(685字)

国防部‘不穏書籍’指定と関連して国家を相手に起こした損害賠償訴訟に対して最近裁判所が棄却決定を下し、出版界が反発して出た。

 人文社会科学出版人協議会・青少年出版協議会・韓国児童出版協議会など3出版団体と実践文学 麦、フマニタスなど10ヶ出版社、キム・ジンスク、ハン・ホング、ホン・セファ氏など9人の著者は4日‘国防部不穏書籍指定に問題がないという裁判所判決に対する出版界の立場’という声明を出し「今回の判決は出版界と本を愛する読者らに悪影響を及ぼす恐れがある決定」と主張した。

 これらの出版社と著者たちは2008年国防部が<塩花木>、<大韓民国史>、<悪いサマリア人>等の書籍23種を‘不穏書籍’と規定して、軍部隊内で読むことができないよう‘禁書措置’をしたことに対抗して、国家相手に損害賠償請求訴訟を起こした。 これに対して裁判所は先月31日 「理由なし」 として訴訟を棄却した。

 これらの団体及び個人は声明で 「国防部の不穏書籍指定は学問・思想と出版の自由を侵害し、著者と出版社の名誉を傷つけた」と主張した。また、国防部に‘不穏書籍’指定の経緯と基準を公開し、目録作成を中断すること、該当書籍の著者と出版社に公式に謝ることを要求した。

チェ・ウォンヒョン記者 circle@hani.co.kr

原文: 訳J.S