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人口5千万人、超えたか、超えなかったか

登録:2012-05-29 07:57
https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/535005.html

原文入力:2012/05/28 21:21(1021字)

"2年前に突破"  "来月越える"
行安部・統計庁統計 発表食い違い
住民登録など計算方式の違いのせい

"来月越える"  "2010年に越えた"

 最近統計庁は我が国人口が来月23日午後7時を期して5000万人を越えると明らかにした。 ところでおかしな点がある。これより2年前の2010年10月、行政安全部は「我が国が人口5000万人時代の幕を開けた」と発表した経緯がある。 当時、行安部は京畿道(キョンギド)、富川(プチョン)で生まれたある新生児を‘5000万人目の韓国人’に選定して、乳母車などの記念品を贈呈する行事を行った。

 果たしてどういうことであろうか? このような差は二つの政府機関が根拠とする人口計算方式が異なるために生じた結果だ。 国内人口統計方式は住民登録人口(行政安全部)と人口推計、人口総調査(以上、統計庁)等の3つだ。

 住民登録人口は文字どおり‘帳簿に上がった’人数をいう。 去る4月基準で住民登録登録者は5080万1531人だ。 韓国出生者だけでなく外国人帰化者、国外派遣労働者などが全て含まれる。 まだ韓国国籍を取得できない結婚移住女性でも住民登録謄本に上がっていればそこに含まれる。

 人口総調査は統計庁が5年周期で実施する全数調査だ。 3ヶ月以上国外に出ている内国人は除き、3ヶ月以上国内に入ってきている外国人は加える。 去る2010年11月に実施された人口総調査の結果、総人口は4858万293人だった。 当時の住民登録人口(5047万5351人)より200万人近く少ない数字だ。

 人口推計は人口総調査を基に種々の変数を考慮して‘推算’する値だ。 人口総調査から抜け出た住所地不明の住民登録者や不法滞留外国人労働者などが含まれており、出産率を考慮して将来人口が計算される。 来月人口‘5000万人突破’はまさにこの人口推計に基づいたものだ。 2012年7月1日基準で我が国総人口は5000万4000人と推算され、これを逆に計算してみれば6月23日午後7時頃に総人口が5000万人に達したことになる。

チェ・ヒョンジュン記者 haojune@hani.co.kr

原文: 訳J.S