‘29万ウォン 小切手’持った全斗煥の絵を貼ろうとしたが…
原文入力:2012/05/17 17:42(1011字)
←芸術家イ・ハ氏が描いた全斗煥前大統領風刺画
昨年ナチの服装をしたMB風刺画を描いた芸術家イ・ハ氏
5・18を迎えて全前大統領のポスターを貼って検挙さる
警察、不法広告物付着容疑で即決審判で済ます
イ "常識が通じない世の中…朴槿恵風刺画も貼り出すつもり"
ある芸術家が5・18光州(クァンジュ)民主化運動記念日をむかえて、全斗煥前大統領が住んでいるソウル、延禧洞(ヨニドン)一帯に風刺画を貼り出し警察に捕まった。
コンピュータで絵を描くデジタル画家イ・ハ(44)氏は17日午前１時から全前大統領が自身の全財産だと明らかにした29万ウォンの本人宛小切手を持っている絵(横70cm、縦100cm) 500枚を出力し、およそ2時間30にわたり延禧郵便局から全前大統領の自宅方向へ70枚余りを貼り出して延禧派出所所属警察官に逮捕された。
警察は軽犯罪に該当する不法広告物付着容疑を適用してイ氏を即決審判に回した。 彼は昨年12月、ナチの服装をした李明博大統領の風刺画をソウル、鍾路区(チョンノグ)一帯のバス停留所などに貼り出し話題を呼んだ経緯がある。
イ氏はこの日<ハンギョレ>との通話で「全斗煥氏は我が国の歴史意識にとてつもない悪影響を与えた人」とし「警察が調査過程で前職大統領の名誉を傷つけて良いと思うのかと叱ったが、それではその人のために傷ついた数百人の名誉は誰が守るのか」と話した。 また「壁に絵を貼ったという理由だけで即決審判に回す状況に当惑している」として「このような常識が通じない世の中を変えるためにも、これからも政治家たちの風刺画を貼り出すつもり」と語った。イ氏は「来月中に朴槿恵風刺画を釜山(プサン)一帯に貼り出す予定」と明らかにした。
イ氏は光州文化財団の招請で去る10日から光州広域市で5・18特別展を開いている。 この展示会にはこの日ソウル、延禧洞一帯に貼り出した全前大統領風刺画、李明博大統領風刺画、各国の独裁者の絵などを展示している。
チョン・ファンボン記者 bonge＠hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/533340.html 訳J.S