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江南(カンナム)警察、今度は‘あんまスキャンダル’炸裂か

登録:2012-05-15 08:12
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/532789.html

原文入力:2012/05/14 19:50(1446字)

‘マネーロンダリングなど怪しい’金融分析院の資料を受け取っていながら内偵捜査 終結
事業主が普段から警察人脈を管理のうわさ…‘内部不正宥和’疑惑

 一名‘ルームサロンの皇帝’イ・ギョンベク氏事件で数十人の警察官が逮捕されたり拘束された中で、イ氏の下で仕事を習ったという事業主が運営するあんまサービス店と警察の癒着疑惑が新たに浮上し、第2のイ・ギョンベク事件が起きるのではないかに関心が集まっている。

 14日警察の説明を総合すれば、ソウル 江南警察署は去る2009年12月、警察庁から江南地域の有名あんま業者の性売買および不審な金銭の流れに関する情報を受け取っていながら不誠実な捜査をして取調べを終結した。

 特に金融情報分析院(FIU)が去る2009年11月、ソウル 江南のSあんまサービス店従業員ユ・某(34)氏の口座を巨額の金銭が行き来した事実を把握し、マネーロンダリングが疑われるとし関連資料を警察庁に渡していたことが明らかになり、具体的な証拠が揃っている疑惑について警察がきちんと捜査しなかった背景に関心が集まっている。 当時、金融情報分析院が警察に送った数百ページに及ぶ資料には複数のあんま業者がユ氏の口座に1億ウォン余りを入金し、その金銭を再び性売買店舗を運営して処罰を受けた事業主や不動産業者など8人に出金された記録が含まれていた。

 警察庁は金融情報分析院の資料を2009年12月に江南警察署に送り捜査を任せた。 江南警察署は従業員ユ氏に一回出頭要求書を送っただけで、名前まで明らかになっていた残りの関連者の所在把握さえしないまま2010年12月に取調べを終結した。 1年間事件を持っていながら事実上捜査をしなかったわけだ。 江南警察署はこれについて「捜査が不充分な状況で関連者を召還すれば虚偽の陳述をする可能性が高く内偵を中止した」と話した。

 問題のSあんまサービス店は普段から警察人脈を管理してきたことで知られているパク・某(34)氏が運営する店であるため、警察が内部の不正を覆い隠そうとしたのではないかという疑いが出ている。パク氏は現場担当警察官および高位級警察幹部を管理してきたといううわさが広まっている。パク氏は‘ルームサロンの皇帝’イ・ギョンベク(39)氏の下で仕事を習ったと伝えられてもいる。 イ氏は江南一帯の遊興店舗を運営しながら警察の取り締まり情報を事前に入手したり取り締まり対象からの除外を受けた代価として警察官に金品を渡したが、イ氏から仕事を習ったというパク氏もやはり同様な手法で当局の取り締まりを避けていたのではないかという疑いが出ているのだ。 イ氏は警察庁幹部および江南警察署の警察官に2006年から2009年初めまで定期的に金品を上納し、その事実が摘発された後にイ氏はもちろん前・現職の警察官14人が逮捕または拘束され40人が懲戒された。

 警察は今回の事件が‘第2のイ・ギョンベク事件’に燃え広がるか戦々恐々としている。 キム・キヨン警察庁長官は14日、記者懇談会で 「なぜ捜査が中止されたのか検討してみる」と明らかにした。

ホ・ジェヒョン記者 catalunia@hani.co.kr

原文: 訳J.S