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香港に‘怪しい資金’ 6746万ドル…‘国外口座’でロビーの可能性

登録:2009-03-21 07:42

原文入力:2009-03-20午後09:23:40
パク・ヨンチャ会長 ロビー捜査
ロビー疑惑の度に ‘ドル’言及…検察, 口座追跡
“テグァン実業通じて,巨額の札束” 国内経路も捜査

キム・ナムイル記者

←パク・ヨンチャ会長国内外ロビー流れ図

パク・ヨンチャ テグァン実業会長の政・官界ロビー疑惑捜査がテグァン実業を通じた‘国内ロビー’とテグァン実業の香港現地法人(APC)を通じた‘国外ロビー’の二通りに分かれて速度を上げている。検察は特に香港法人APCに注目している。この会社を利用して造成されたパク会長の未申告配当所得6746万ドルすべてを‘秘密資金’として見ている訳ではないものの、この内の相当額が国外口座を通じて政治家などに流れた可能性に重きを置いている。

昨年最高検察庁中央捜査部はパク会長が系列会社どうしの‘三角貿易’を通じてAPCに6746万ドルに達する‘怪しい’資金を作ったと明らかにした。APCはテグァンアメリカの代表理事であるチョ・某氏とチョ氏の娘が大株主だ。パク会長はチョ氏親子が配当所得を受けたように計り6746万ドルを隠した。パク会長のロビー形態を見れば、APCの資金がロビーに利用された可能性は非常に大きい。検察は最近パク会長とチョン・テグン前農協会長が農協子会社であるヒュケムス引受代価と思われる資金250万ドルを香港口座を通じてやり取りした事実を確認した。ここにノ・ムヒョン前大統領側やイ・クァンジェ民主党議員などが挙論された疑惑でも‘ロビー基軸通貨’はドルだ。

捜査チーム高位関係者は‘一般論’であることを前提に、「国外でわいろをやり取りすることが多かったと見る」と話した。彼は「昨年12月香港にAPC口座資料に対する司法共助を要請したが3ヶ月が過ぎた最近回答がきた」として「これを土台に再び疑わしい口座に対する司法共助を要請する方式で捜査をするので、かなり(捜査に)時間がかかるだろう」と話した。捜査チーム関係者は「APC香港口座から米国などに資金が振り替えられた事実はまだ確認されていない」としつつも、国外口座を通じたロビーの可能性に対しては「口座追跡結果を見守ろう」と話した。

イ・ジョンウク前韓国海洋水産開発院長とソン・ウンボク前金海市長など金海地域政治家たちに対する国内ロビーは金海にあるテグァン実業が主要通路として利用されたものと検察は見ている。検察はパク会長がこのチョン院長に渡した5億ウォンの場合「テグァン実業会計記録によれば巨額の札束をパク会長に与えたことが把握された」と説明した。検察は金海に最高検察庁資金追跡班を常駐させ、金融機関に保管されたテグァン実業関連取り引き伝票などを集中的に調査している。

キム・ナムイル記者namfic@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/345296.html 訳J.S