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注意力欠乏障害 80%が男子生徒

登録:2012-05-10 07:38

原文入力:2012/05/09 21:03(736字)

遺伝が原因 推定

 注意力欠乏 過剰行動障害(注意力欠乏障害)で医療機関を訪れ診療を受けた小児・青少年の中で80%程度が男子生徒であることが分かった。 注意力欠乏障害は注意力が不足し、散漫で衝動性を示し、家庭・学校・病院など場所に関係なく飛び回り腕と脚を絶えず動かす過剰行動を特徴とする疾患だ。

 健康保険審査評価院は2007~2011年の審査決定資料を基に20才以下の小児・青少年の中で注意力欠乏障害による受診現況を分析した結果、男子生徒が81%で女子生徒(19%)より4.2倍も多かったと9日明らかにした。 注意力欠乏障害で診療を受けた患者数は2011年には約5万7000人で、2007年の4万8000人に比べて18.4%増加した。 この疾患で診療を受けた患者を年齢別に分析した結果、10才が11.2%を占め最も多く、続いて9才(10.6%),8才(9.7%)の順だった。

 男子生徒が特に多い理由は明確になっていないが、遺伝のためと推定されている。 養育方式により違いが生じるわけではないということが現在までの研究結果だ。

 ファン・ジュンウォン江原(カンウォン)大医大小児精神科教授は「小児・青少年に多い他の精神疾患と同じように注意力欠乏障害もやはり男子生徒に多い」として「この疾患があれば同じ年頃に比べて学習能力が低下し成長期の社会性発達にも支障が生じることがある」と説明した。

キム・ヤンジュン医療専門記者 himtrain@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/health/532160.html 訳J.S