原文入力:2012/05/04 19:54(967字)
金融当局の貯蓄銀行追加構造調整決定が迫るなかで4日、一部貯蓄銀行で憂慮されていた大規模預金取り付け事態(バンクラン)が現実化した。
前日、当局の検査基準に公開的に不満を表わしながら退出対象として議論されたソロモン貯蓄銀行は、この日一日だけで普段より10倍を越える1000億ウォン近い預金が引き出されたことが分かった。 ソウル、大峙洞(テチドン)にあるソロモン貯蓄銀行本店では、午前だけで預金引き出し預金引き出し待機者数が1500人を越え、業務が麻痺する状況になった。 ソロモン貯蓄銀行側は営業時間を延長して顧客の引き出し要求に応じた。 インターネットバンキングを通した預金引き出しも集中し、数回にわたりコンピュータ・ネットワークが一時ダウンもした。M貯蓄銀行もやはり普段の10倍近い預金が引き出された。
該当貯蓄銀行側は流動性には大きな問題はないと明らかにした。 ソロモン貯蓄銀行は現在5000億ウォン程度の流動性を確保していると明らかにした。 貯蓄銀行中央会もバンクラン拡散に備えて3兆3000億ウォン程度の緊急資金を準備してある状態だ。 現在、退出名簿に上がった貯蓄銀行5行の5000万ウォン超過預金者は1万4000人余り、預金額は780億ウォン水準だが、営業停止でお金が縛られることを憂慮した預金者がこぞって引き出しに出て、他の貯蓄銀行まで預金引き出し波動が広がる事態に備えるためだ。
金融当局も足早に対応した。 金融監督院はこの日、貯蓄銀行5行に追加で職員を派遣して現場の状況を点検した。 金融監督院関係者は「顧客の不安と混乱に備えた措置でもあるが、貯蓄銀行職員が不法貸し出しを隠すためにコンピュータ・ネットワークを歪曲することをあらかじめ遮断するための目的もある」と話した。 金融当局は今週末に経営評価委員会を開き、貯蓄銀行から最後の疎明を聞く。 最終退出名簿は経営評価委の直後に開かれる金融委で確定する。
イ・ジェミョン、ソン・ギョンファ記者 miso@hani.co.kr
原文: 訳J.S