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ユ・ジェジュン 博士論文 ‘高炉の、渡韓、遊猟’…どういう意味?

登録:2012-04-30 08:16

原文入力:2012/04/29 23:21(1216字)

ユ・ジェジュン セヌリ党議員
タイプミス・文章エラーも数十ヶ所あり
盗作など便法学位 疑惑 拡大

 盗作論難をかもしているユ・ジェジュン セヌリ党議員(釜山水営区・写真)の釜山大法大博士学位論文から数多くの誤字や文章エラーが発見され、正常な論文審査を経たか疑わしいという指摘が出ている。

 ユ議員の論文は原則を無視して他人の著述をつぎはぎしたのではないかという盗作の疑いを受けている。

 ユ議員の論文68ページには "地方自治で‘加重(가중)’重要な基本理念といえる" という部分がある。 ここに出てくる‘加重’は‘最も(가장)’を誤って書いたものだ。 56ページには "自治団体の自治行政制度を断水した(단수한)伝統で" と書いたが、単純な(단순한)を단수한と誤って書いた。

 このような形のタイプミスまたは誤記は、‘より(의해)’(‘議会(의회)’の誤り、74ページ),‘高炉の(고로의)’(高度な(고도의)、45ページ),‘渡韓(도한)’(また(또한)、75ページ),‘遊猟(유렵)’(ヨーロッパ(유럽)、8ページ),‘逆発分担(역발분담)’(役割分担(역할분담)、88ページ),‘共通体(공통체)’(共同体(공동체)、92ページ),‘土豹(토표)’(投票(투표)、100ページ),‘七川計画(칠천계획)’(実践計画(실천계획)、121ページ),‘周昂(주앙)-地方’(中央(중앙)-地方、123ページ)等<ハンギョレ>が確認したものだけで30ヶを越える。

 この他にも文章符号が互いに呼応していなかったり、助詞が不適切に使われた誤りも10ヶ所以上が発見された。

 コンピュータで作成したとすれば簡単な正書法検査でも発見できるこのような誤りがそのまま放置されたのは、論文審査過程がいいかげんになされたのではないかとの疑問を産む。

 博士学位論文であれば、研究者本人の度重なる推敲と指導教授の補完指示、審査団審査などを経ながら、このようなエラーが自然に摘出されなければならないためだ。 ユ議員は現役国会議員在職中にこの論文で博士学位を受けた。

 ユ・ジェジュン議員は<ハンギョレ>との通話で「私にはノーベル賞受賞学者のような能力はないが、自ら学究熱を持って熱心に資料を集めた。 政治家が熱心に学校に通ったので教授が配慮してくれた部分もあったのではないか」 として「指導教授も引用方式やタイプミスなどに対して問題提起をしなかった」と話した。タイプミス、文章エラーなどに対しては「実力不足のため」と答えた。

キム・ウェヒョン記者 oscar@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/530434.html 訳J.S