原文入力:2012/04/25 11:12(1409字)
←ソウル、良才洞(ヤンジェドン)の複合流通団地開発事業許認可と関連して金品を受け取った疑惑を受けているチェ・シジュン前放送通信委員長が25日午前、最高検察庁へ出頭している。 ニューシス
ファイシティ側 "チェ・シジュンに上納打ち切るや事業権強奪された"
"債権銀行団主幹社を通じて迂回圧迫" …検察、録音収録 確保
大統領選挙資金捜査に拡大しつつあるソウル、良才洞のファイシティ許認可不正事件に火がついた背景には持分と事業権を巡る利権争いがあった。 江南(カンナム)の真中を開発する2兆ウォン規模の超大型プロジェクトを巡り水面下での力比べが進行されたわけだ。
24日開発事業を推進した(株)ファイシティ側関係者たちは<ハンギョレ>と会って、「数十億ウォンの上納を受けたチェ・シジュン前放送通信委員長に対する金脈を切るやいなや事業権自体を強奪した」と主張した。 2005年12月から定期的に行われてきた上納が切れると、反対に「持分を返せ」と脅迫してきたということだ。 この業者のある関係者は「2008年、会社が資金難が生じ上納を打ち切ると、チェ前委員長に金銭を伝達してきたブローカー イ氏を通じて持分を返せとの脅迫をしてきた」として「持分移転の要求に応じないでいると、その後は債権銀行団の主幹社であるウリ銀行を通じて迂回的に圧迫してきた」と主張した。 結局、業者の代表○氏は2009年5月29日、持分の代わりに事業利益金800億ウォンを渡すという約定書に署名した。(株)ファイシティ側では「このような約定もやはり強制的に結ばされた」という立場だ。
約定書への署名で一息ついた利権争いは2010年に再び火がついた。 (株)ファイシティが再び資金難に陥り、ウリ銀行など債権団が施工業者を変えようとしたためだ。 (株)ファイシティの主張によれば、2010年7月2日、ウリ銀行の担当部長が銀行前のコーヒーショップに(株)ファイシティ代表○氏を呼び出し 「事業に必要なすべての権利をウリ銀行に譲渡し事業から手を切れ」として「望むなら海外口座へ200億ウォンを送金するから外国で静かに暮らせ」と要求したという。 検察はこのような対話内容が含まれた録音収録も確保していることが明らかになった。 許認可請託と金品上納に続き、事業権引渡し過程に捜査が拡大する可能性も伺わせる内容だ。 このような過程を経て結局ファイシティの施工者はポスコ建設へ渡り、○代表など(株)ファイシティ役員陣はウリ金融持株会社イ・パルソン会長とチョン・ドンファ ポスコ建設副会長らをソウル中央地検に告訴した。
(株)ファイシティ側では「金銭上納が途絶えた後、事業権を奪うためにチェ前委員長を中心にした大きな絵が描かれたのだろう」と主張している。 (株)ファイシティのある関係者は「チェ委員長を中心に産業・金融・関係の大物が‘6人衆’と呼ばれる私的組織を維持してきたと理解している」として「ファイシティ事業が頓挫した理由は結局彼らの力のため」と話した。
ノ・ヒョンウン記者 goloke@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/529777.html 訳J.S