原文入力:2012/04/24 10:24(1197字)
‘旅行会社ロビー’検察捜査 処罰が軽すぎると批判
"500万ウォン以下なら名節(訳注:正月)の贈り物"
公務員 1名 起訴に終わる
"不正免罪符" 批判
全北(チョンブク)地域に波紋を起こした旅行会社ロビー事件を捜査中の検察が、警察が不拘束立件した13人の内2人だけを起訴することに決め、処罰が軽すぎるという批判が出ている。
全北(チョンブク)地域に波紋を起こした旅行会社ロビー事件を捜査中の検察が、警察が不拘束立件した13人の内2人だけを起訴することに決め、処罰が軽すぎるという批判が出ている。
全州地検刑事2部は、公務員に金品を提供した容疑(わいろ供与)でS旅行社代表ユ・某(53)氏と金品を受け取り旅行会社の選定を助けた全北道庁公務員パク・某(55)氏など2人を不拘束起訴したと去る19日明らかにした。
旅行会社代表ユ氏は2007年1月から2011年末まで公務員と政治家11人に100回にわたり2950万ウォン相当の金品を提供した疑惑を受けている。 公務員パク氏は数年間にわたり高級洋酒などを12回 計545万ウォン相当を受け取り、旅行商品を選定する際(3500万ウォン相当)該当業者に決定されるよう推した嫌疑を受けている。
警察は去る2月これら2人を含む13人を不拘束立件した。 だが、検察は2人を除く残り11人(全北道庁職員4人、道教育庁職員4人、政治家2人、旅行会社職員1人)は起訴猶予または無嫌疑処分した。
起訴されなかった11人が、旅行会社代表ユ氏から受け取った金品は1人当り138万~545万ウォンであることが分かった。 検察は公職者が職務と関連して金品を受け取ったが、ほとんどは名節の儀礼的挨拶で贈り物を受けたと見て金額により処罰水準を決めた。 500万ウォン以上は起訴し、492万ウォンを受け取った者は起訴猶予としたのだ。
検察は「起訴対象者を選別する上で非常に悩ましかった」として「立件者は重懲戒が避けられないため、名節の贈り物として公職剥奪される起訴については自制した」と明らかにした。 警察のある関係者は「警察が捜査をいい加減にしたと見て検察が全面再調査に乗り出したが、結果は警察以上にいいかげんだった」と話した。
参与自治全北市民連帯イ・チャンヨプ市民監視局長は「該当公務員たちの罪状を一つ一つ明らかにして便法と腐敗を清算することを期待したが、検察捜査は黒い闇取り引きをした不正公職者に免罪符を与えたに過ぎない」として「該当公務員たちを強力に懲戒し、改善対策を出さなければならない」と論評した。
全北道(チョンブクド)と道教育庁は検察が捜査結果を通知すれば自主調査を行い関連公務員たちの懲戒水位を決める予定だ。
パク・イムグン記者 pik007@hani.co.kr
原文:
訳M.B