原文入力:2012/04/19 22:12(1013字)
拘束された警察官から陳述確保
捜査・裁判 10人に増え
‘ルームサロン皇帝’イ・ギョンベク氏から数千万ウォンずつを受け取っていた現職警察官3人が19日逮捕された。 検察はまた、ソウル 江南(カンナム)、論峴(ノンヒョン)地区隊で警察官が管内の風俗店から定期的にわいろを得ていたという陳述を確保し捜査に入った。
ソウル中央地検強力部(部長 キム・フェジョン)がこの日逮捕した警察官3人は論峴地区隊で勤務し、現在はそれぞれ論峴派出所、清涼里(チョンニャンニ)派出所、国会警備隊の所属だ。 これら収賄警察官は論峴地区隊で勤務しながらルームサロン取り締まりから除外する代価としてイ氏から数千万ウォンのわいろを受け取った疑いを受けている。 検察はこれら警察官の自宅と事務室も押収捜索し、まもなく拘束令状を請求する計画だ。 これでイ氏からわいろを受け取った疑いで捜査・裁判を受けている警察官は計10人に増えた。
検察はすでに拘束されたパク・某警士から「2006~2008年に論峴地区隊2チームで総務の役割を務め、管内風俗店30個所余りから毎月1500万ウォンずつを受け取りチーム員に50万~150万ウォンずつ配った。 当時4チームがあったので、風俗店の月間上納額は6000万ウォンだった」という陳述を確保したことが分かった。 1ヶ月に6000万ウォンならば、2年間に風俗店から論峴地区隊に上納された総額は14億ウォンを越える。 検察はパク警士の陳述を基に当時論峴地区隊に勤めていた警察官の収賄疑惑を確認している。 ‘ルームサロン皇帝’わいろ事件に始まった検察の捜査が、警察と風俗店の慢性的な癒着関係捜査に拡大しているわけだ。 司正当局関係者は「風俗店との癒着が深刻だと知らされた論峴地区隊(現 論峴派出所)は廃止しなければならないという話が出るほどわいろ事件にかかわった警察官が多いという」として「わいろ事件で処罰を受けなければならない警察官の数は、少なく捉えても50人にはなるだろう」と話した。
キム・テギュ記者 dokbul@hani.co.kr
原文: 訳J.S