本文に移動

MBが市長の時、牛眠山(ウミョンサン)トンネルもマッコーリーに‘バラマキ契約’

登録:2012-04-19 06:33

原文入力:2012/04/18 22:42(1412字)

李明博市長の時、毒素条項‘最小運営収入’保障
ソウル市 民間資本事業の中でマッコーリーが参加した2ヶ所だけが維持
昨年利子費用だけで123億…市が37億穴埋め

 ソウル市のもう一つの民間資本投資事業である牛眠山トンネルも地下鉄9号線と同じように大株主から借入れた資金に対して払う高率利子のために赤字を出していることが18日確認された。 これら二つの事業はソウル市が運営中や推進中の民間資本事業10ヶ中で最小運営収入保障制(MRG)を適用した二ヶ所だ。 牛眠山トンネル民間資本事業者である牛眠山インフラウェイ㈱の最大株主(持分36%)であるマッコーリー韓国インフラ投融資会社(マッコーリー コリア)は在郷軍人会など他の3ヶ機関と共に自身が投資した会社に266億ウォンを次順位で貸し出し、毎年20%の高利を手にしている。

 牛眠山インフラウェイの2011年監査報告書を見れば、この会社は昨年ソウル市から2010年分運営収入補助金として37億ウォン余りを受け取った。ソウル市が2005年に結んだ実施協約で最小運営収入保障制により収益率8.03%を保障したことに伴った結果だ。 補助金に通行料収益172億ウォン余などを合わせて計117億ウォン余りの営業利益と6億ウォンの営業外収益を出したが、法人税として出した24億ウォンが当期純損失として残った。 地下鉄9号線のように牛眠山トンネル運営利益123億ウォンを借入れ金に対する利子として大株主であり債権者でもあるマッコーリーコリアなどに支払ったためだ。 2010年にも118億ウォンが利子費用として支出された。

 牛眠山インフラウェイは昨年12月通行料(小型・中型車)を2000ウォンから2500ウォンに上げた。

 牛眠山インフラウェイ側はソウル市と結んだ実施協約により通行料を引き上げたと説明したが、引上げ率が通常の程度より高く利用者の反発をかった。 瑞草区(ソチョグ)周辺地域と京畿道(キョンギド)、果川(クァチョン)などを結ぶ長さ3kmの牛眠山トンネルは昨年一日平均2万7055台の車両が利用した。 去年より利用者は3.1%増加したが通行料収入は一日4734万ウォンで4.1%増えた。

 キム・サンチョル進歩新党ソウル市党政策企画局長は「民間資本事業運営のために設立した特殊目的会社(SPC)の経営現況を報告見て市政府が収益を補填しているが、実際に大株主は貸し出し金に対する利子収入で収益を得ることになっていて、この会社が赤字を出しても株主は利益を得るおかしな構造が作られた」と指摘した。

パク・キヨン記者 xeno@hani.co.kr

※最小運営収入保障制(MRG):民間資本を引き込んだ事業で施行業者が予測した収入より実際の収入が少ない時、政府が税金で一部を補償する制度だ。 社会基盤施設民間投資を活性化するために政府が救済金融事態直後の1998年に導入したが、最低収入保障にともなう財政負担問題が議論になり、民間提案事業は2006年から、政府告示事業は2009年から制度の適用を廃止した。

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/administration/528911.html 訳J.S