原文入力:2012/04/15 22:11(1133字)
←独島上陸支援センター鳥瞰図
国土部、来年3月 建物着工
民間団体‘展示行政’批判
国土海洋部が独島(ドクト)領有権強化のために90億ウォンをかけて推進中の独島上陸支援センター(鳥瞰図の丸表示部分)を巡り‘見せるための行政’という批判が出ている。
民間団体である独島守護隊は15日声明を出して「独島上陸支援センターは机上で作り出した不必要な想像の結果」としながら「政府は独島を国政広報物として利用するな」と批判した。
去る11日、日本、島根県が東京で独島関連集会を開くと国土部は正面対抗次元でクォン・ドヨプ長官の独島訪問と共に独島上陸支援センター建設方針を明らかにした。
入島支援センターは独島の東島接岸施設近隣に作る3階建物だ。 今年11月末までに設計を終え来年3月に工事を始め2015年に完工する予定だ。 延面積480㎡規模で管理事務室と医務室、多目的室と公務員宿舎、食堂などが入り資料展示、会議施設などとして使う予定だ。 このセンターは事実、昨年末にはすでに実施設計委託を発注したものだが独島対策発表にあわせてさっと挟み入れたものだ。
独島守護隊は「現在、鬱陵郡(ウルルングン)条例で特別な理由がない一般国民は独島上陸が禁止されており、かろうじてコンクリートで作った接岸施設に20~30分留まることができるだけなのに誰のための入島支援センターなのか」と反問した。独島の中腹にある望洋亭も数億ウォンをかけて作ったが、ときおり訪れる公務員と国会議員などの休息施設として利用されるだけということだ。 昨年30億ウォンをかけて建て増しした西島の漁民宿舎がすでに管理事務室の役割をしているという点で重複投資という指摘も出ている。 独島博物館と近い将来できる予定の安龍福記念館、独島義勇守備隊記念館を合わせれば鬱陵島(ウルルンド)だけで展示館が3ヶ所になる。 気象問題から会議もほとんど開催が難しく、波の危険が大きくて安全性も問題点に挙げられている。 キム・チョムグ独島守護隊長は「独島守護に国際法的に格別な助けにもならない不必要な建物を作ることにお金を注ぎ込むのではなく対外広報強化など実質的な守護方案を出さなければならない」と指摘した。
これに対して国土部は「2016年完工予定の独島防波堤建設後に大幅に増える観覧客に備えた施設」と説明した。
パク・ヨンニュル記者 ylpak@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/528442.html 訳J.S