原文入力:2012/04/15 19:41(1622字)
←<大韓民国教育革命>の著者であるソン・ジヒ韓国教育研究ネットワーク運営委員、イ・ヒョン進歩教育研究所所長、チン・ヨンヒョ全国教科会連合議長、キム・ハクハン入試廃止大学平準化国民運動本部政策委員長(写真左から)
‘教育革命共同行動’研究委員ら
‘大韓民国教育革命’共著者
"国立・私立大共同選抜・学位制
中高校統合、外国語高校・特別目的高校廃止"
韓国教育の根本問題を学校序列化と入試中心競争教育と見て、この問題を解決するために努めてきた教育運動団体が最近<大韓民国教育革命>(暮らしの場)という本を出した。 この本には30余の教育市民社会団体が参加し去る2月にスタートした‘教育革命共同行動’が指向する教育体制の姿が述べられている。 彼らは2003年‘世界貿易機構(WTO)教育開放阻止と教育公共性のための汎国民連帯’、2007年‘入試廃止大学平準化国民運動本部’、2011年‘国立大法人化反対・大学授業料値下げ・教育公共性実現共同行動’等を経て10年近く志を同じくしてきた団体だ。 ‘教育革命共同行動’の研究委員12人が共同著者として参加した。
著者の1人であるキム・ハクハン(46) ‘入試廃止大学平準化国民運動本部’政策委員長は去る13日<ハンギョレ>と会って「教育問題を教育福祉政策強化などにより部分的に修正することには限界がある」として「根本的で全面的な改編が必要なので‘教育革命’と名付けた」と語った。 彼は「大学序列体制の解消なくしては入試中心の教育、莫大な私教育費、高校序列化など公教育問題を解決できない」として教育革命の核心として‘大学統合ネットワーク’を挙げた。 大学統合ネットワークは△国公立大と政府支援私立大の拡大△国立大と政府支援私立大で大学統合ネットワーク構成の後、大学入学資格考査を通じて共同選抜、共同学位付与△地域別研究ネットワーク設立という三つの内容で構成される。 大学入学は修学能力試験でなく高校内申成績と系列別大学入学資格試験を基に抽選配分を受けることになる。
2004年‘国公立大統合ネットワーク’方案が提示されて以来、大学体制改編は教育運動の主な議題だったが実現可能性に対する疑問と低い認識のために公論化されえなかった。 著者の1人であるイ・ヒョン(49)進歩教育研究所所長は「この案の実現のためには責任ある政治勢力が議題を提示して国民の支持を受けることが重要だ」として「2008年経済危機以後、教育改革欲求が高まり、半額授業料闘争以後には政府の高等教育財政が増えネットワークに入ってきうる政府支援私立大が増え条件は熟した」と話した。
彼らはまた、入試機関化した自律型私立高、外国語高校、国際高などを廃止して、中学校・高等学校・一般系高・特性化高校を統合した統合中等学校を設立しようと主張する。 キム政策委員長は「中等教育段階では民主市民として自身の人生を主体的に生きていけるよう人文、自然、芸術、労作などを等しく学ぶことが必要だ」として「職業教育も特性化高校より専門大学で行っても遅くない」と語った。
また別の著者であるソン・ジヒ(41)韓国教育研究ネットワーク運営委員は「本が提示した政策は韓国教育の体質を民主主義と公共性に合うように変えようということ」とし「教育は基本権であり、一生進行されるべきで、自分の人生の主体として立ちうる社会的機会という認識が拡大する必要がある」と指摘した。彼らは今後教育革命市民宣言、全国大長征巡回討論等を通してこの議論を公論化する計画だ。
文・写真/キム・ミンギョン記者 salmat@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/schooling/528375.html 訳J.S