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民主統合党の二人の大統領選"候補"

登録:2012-04-15 12:37
https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/528249.html原文入力:2012/04/13 20:18(1324字)
 民主統合党が総選挙敗北による責任論と大統領選挙の準備などで混乱するにつれて、党の有力大統領候補であるムン・ジェイン氏(釜山ササン区で当選)の動向が注目されている。  ムン氏は総選挙以後地方区であるササンを含む釜山(プサン)・慶南(キョンナム)地域の当選あいさつなどのために釜山にいる。彼は民主党の総選挙戦略の一つであった‘洛東江(ナクトンガン)ベルト’戦闘の総司令官だったが、党内の責任論争では一歩退いている状況だ。これと関連してムン当選者のある側近は "ムン当選者も総選挙敗北後の収集を最大限急がねばならないという立場を党幹部に伝達したし、選挙直後指導部はもちろん党内外の要人と意見をやりとりしている" と伝えた。また側近は "いつでも党内問題と関連して相談などを求められれば参加を拒まないだろう" と付け加えた。
    ただしムン当選者側では今回の総選挙で釜山・慶南で民主党の拡張の可能性が確認されただけに手綱を緩めないでこの地域の支持勢力を育てることが重要だと見ている。当分釜山に留まって両地域全般で支持基盤を固めておくことが、今後予定された党内の大統領予備選挙のためにも必ず必要と見られる。
 野党圏のもう一人の‘潜竜(訳注・大統領になる可能性保持者)’に挙げられるキム・ドゥグァン慶南(キョンナム)知事の動きも注目されている。キム知事は総選挙翌日である12日に広域自治団体長としては異例の‘総選挙結果に対する論評’を表明して "セヌリ党をまともに審判できない野党から審判された" としながら "民主統合党が国民の要求をまともに受け止めることができずに結果的にセヌリ党に過半数の議席を占めさせた" と鋭く批判を出した。キム知事のこのような動きを巡って政界では、大統領選挙を控えて彼が本格的な政治動向に出ようとする‘布石’を置いたのではないかとの分析が出ている。
 だが、野党圏一部では慶南で野党が惨敗したことに対するキム知事の政治的責任論も出てきている。キム知事は釜山・慶南の選挙結果に対して "期待した議席数を得られなかったが、野党圏候補らが嶺南(ヨンナム)有権者から受けた高い得票率は、地域構造図を克服する可能性を確認させるもの" と評価した。
ソク・ジンファン記者soulfat@hani.co.kr
原文: 訳T.W