記事登録:2012.04.12 20:26修正:2012.04.12 22:24
MBC・KBSストライキに影響は?
労組、総選挙結果に“複雑” “淡々”
KBS第1労組、スト賛否投票突入
与党の過半数議席維持という19代総選挙結果は、放送会社のストライキにとってどんな変数になるだろうか?
長期ストライキ中の<文化放送>(MBC)労組と<韓国放送>(KBS)新労組側は、総選挙結果に淡々とした表情だ。 12日午前、MBC社屋1階で開かれた労組集会には300人余りが参加し、ストライキ出征式に劣らぬ参加の熱気を見せた。 この日の集会の主題は「執行部頑張れ」であった。 ある労組員は「キム・ジェチョル社長が退かなければストライキは終らないという構成員の意志が一層強くなった」と言った。 KBS新労組もこの日、汝矣島(ヨイド)の韓国火災保険協会ビルの講堂で組合員250人余りが集まって自由討論を開き、キム・インギュ社長退陣要求決意を新たにした。 公営放送の政治独立と天下り社長退陣というストライキの大義が政治的変数に揺らぐわけにはいかないという立場だ。
“与大野小”の総選挙結果に残念な思いがないことはない。 野党が多数を占めたとすれば国会次元での言論掌握真相究明に直結し、ストの大義に力が加わるだろうというのが一般的観測だった。 KBS新労組のある幹部は「もともと困難な闘いだったけれども、さらにもう少し困難になった。 ストライキがさらに長期化することになった」と話した。
MBC労組は来る8月の放送文化振興会理事陣改編を控えて、社長選任方式改善と言論掌握真相究明委員会を構成することを19代国会に要求する計画だ。 放送文化振興会(放文振)法などの改正を通じて放文振の理事を現行のように行政機関(放送通信委)でなく国会で任命するように変え、且つ与野党どちらか一方が過半数を占めることのない構造になるよう要求するという方針だ。 理事の構図を“3対3対3”(与、野、非政治圏)にしようというのが労組側の主張だ。 チョン・ヨンハ労組委員長は「19代国会で現政権の言論掌握を糾明しなければならない。 パク・クネ セヌリ党非常対策委員長は、大統領選の有力な走者として立場を明らかにすべきだ」と促した。
KBSでは組合員2800人余りの第1労組が、支配構造改善を掲げて12日、ストライキ賛否投票に突入した。 ストライキが可決される場合、この日で38日目になる新労組のストライキに第1労組も加勢することになる。 第1労組側は「イ・ミョンバクの天下り人物が再び指名される悪循環の輪を絶ち切る」と明らかにした。 会社側は政治的目的の不法ストライキとして社規により厳重に処罰するという立場を出した。
段階別ストを行なっている<YTN>労組も“行くべき道を行く(揺らぐことはない)”という立場だ。 キム・ジョンウク労組委員長は「政権のYTN査察に対する国政調査要求と解雇者復職問題を解決しようとしないペ・ソクキュ社長に対する退陣圧迫は続くだろう」と明らかにした。
クォン・グィスン記者gskwon@hani.co.kr
A.K