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朴槿恵急いで、再び釜山へ、なぜ?

登録:2012-04-08 00:39

原文入力:2012/04/06 20:33(1497字)

釜山に尋常でない‘審判旋風’…セヌリ党‘微風に過ぎない’

ムン・ジェイン(文在寅)、チョ・ギョンテ(趙慶泰)リード
ムン・ソングン(文盛瑾)も優勢に出る
キム・ヨンチュン(金榮春) 誤差範囲で接戦
与党 "追撃の勢い強くない"

釜山に吹く風は微風か、台風か

 選挙戦が終盤に突入し、釜山の民心推移を念頭に与野党が交錯した分析を出している。一部世論調査で釜山の数人の野党候補が善戦していると見られ、野党圏は大きく鼓舞された雰囲気だ。 だが、セヌリ党は基本的な構図には変化がないとし、朴槿恵選対委員長の週末釜山訪問を機に終盤の固めに入る態勢だ。

 6日発表された言論の釜山地域世論調査を見れば、釜山選挙戦の構図が一定部分揺れているような流れが捉えられる。 地上波放送3社共同調査で釜山沙上(ササン)のムン・ジェイン民主党候補が51.9%で、ソン・スジョ セヌリ党候補(29.2%)を大きくリードしていると出てきた。 その間二転三転した釜山北・江西(カンソ)乙ではムン・ソングン民主党候補が先んじる状況が見られた。 <中央日報>が6日に発表した調査ではキム・ドウム候補34.2%台、ムン・ソングン候補38.8%であり、同日の<釜山日報>調査を見ればムン・ソングン候補は45.0%でキム・ドウム候補(38.4%)を誤差範囲を越えて先んじている。

 最も関心を引く所は、ナ・ソンニン セヌリ党候補とキム・ヨンチュン民主党候補、チョン・グン無所属候補の三つ巴戦になる釜山鎭(プサンジン)甲だ。 <中央日報>調査ではナ候補23.4%、キム候補23.6%、チョン候補23.5%であり、<釜山日報>調査ではナ候補25.1%、キム候補26.3%、チョン候補26.2%であった。 キム・ヨンチュン候補は 「この間、釜山の野党圏支持者は変えたくても適当な候補がいなかったが、今回の候補は支持してみる必要があるという考えが広がっている」として「底に沈んでいた‘審判心理’が終盤によみがえっている」と話した。

 民主党は沙上(ムン・ジェイン),沙下乙(チョ・ギョンテ),北・江西 乙(ムン・ソングン)は優勢に、釜山鎭甲(キム・ヨンチュン)を伯仲優勢に、沙下甲(チェ・インホ)と南区乙(パク・ジェホ),北・江西)甲(チョン・ジェス)等を混戦と見ている。 民主党は4~5議席を期待している。

 反面セヌリ党では 「野党候補の追撃の勢いが強まっているとは見ない」と話す。 セヌリ党関係者は「釜山鎭甲は‘ナ・ソンニン対キム・ヨンチュン’対決ではなく、セヌリ党支持層を巡りナ候補とチョン候補が争う局面」と話した。 民主党がムン・ソングン候補優勢と見る北・江西乙もセヌリ党は二候補の競合と見ている。

 それでもセヌリ党は、やはり釜山の2~4議席を民主党や無所属に差し出す状況が来るのではとも見ている。 朴槿恵セヌリ党選挙対策委員長が6~7日の二日間釜山に留まったのもこのような不安感の反映だ。 6日には沙上ソン・スジョ候補を支援した。 セヌリ党のある議員は「必要な場合、パク委員長が投票前にもう一度釜山に行くこともありうる」と語った。

イ・テヒ、ファン・ジュンボム記者 hermes@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/527158.html 訳M.B