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チャン・チャヨン氏 自殺動機 携帯電話が語るか

登録:2009-03-18 16:20

原文入力:2009-03-18午前09:52:08
‘死ぬ前 葛藤’ 通話内容
文書筆跡もチャン氏のものと同一
実名要人 本格捜査に出るもよう

キム・キソン記者キム・ソンファン記者

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故チャン・チャヨン(29)氏の携帯電話から直接的な自殺動機を推定できる録音内容が発見され、いわゆる‘チャン・チャヨン文書’の作成意図と事実関係が明らかになるかに関心が集まっている。

チャン氏の自殺動機を捜査中の京畿,盆唐警察署は17日「チャン氏の携帯電話から6件の通話録音内容を発見し分析中」としながら「これはチャン氏が2月末から3月初めまでに録音したもの」と明らかにした。警察は「録音された通話内容は1人ではなく数人との通話で、葛藤関係を現わしている」として「チャン氏が葛藤関係の当事者と直接通話した内容を録音したのではなく、周辺の知人に苦痛を訴える内容を含んでいる」と付け加えた。チャン氏が亡くなる直前に被った葛藤内容はもちろん時間帯別にチャン氏の心境変化と自殺に至らしめた動機などを解明できる鍵を確保したわけだ。

また通話録音が行われた時期が、文書が作成された2月28日を前後しており、自殺時点まででありチャン氏が電話内容を録音しておかなければならない程に不利な状況に追い込まれていた可能性が大きいと警察は分析している。これと関連して、チャン氏の知人イ・某(32)氏は報道機関とのインタビューで「チャン氏は1年前からうつ病薬を服用しており最近症状が好転したものの、28日以後にひどく朝寝坊をして調子が悪いというなど健康が明確に悪くなった」と明らかにした。

警察はチャン氏の所属会社前代表キム・某(40)氏のソウル,清潭洞の自宅から押収した携帯電話1ヶとフィルム7筒など、事件関連資料88点を分析する一方、チャン氏と周辺人物6人に対する携帯電話通話内訳資料9万6973件を移動通信会社3ヶ所から取り寄せ自殺と関連した内容があるかを分析中だ。警察は特に日本に留まっているキム氏が昨年他の犯罪疑惑で警察の手配を受けているという点を挙げて日本警察に犯罪人引渡し請求を検討中だ。

一方、警察が国立科学捜査研究所に筆跡鑑定を依頼した‘チャン・チャヨン文書’の筆体はチャン氏のものと事実上同じだと確認された。 警察は「国科捜による筆跡鑑定の結果 ‘同じ筆跡である可能性が非常に高いが、文書が複写本だと匹敵の微細な特徴を分析できず明確に判断を下すことは難しい’と結論を下した」と伝えた。これに伴い警察捜査は文書に酒接待と性上納などを受けたとして登場した芸能企画会社関係者およびマスコミ界の要人,企業体役員などに対する本格調査に及ぶ展望だ。 城南/キム・キソン,キム・ソンファン記者player009@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/344620.html 訳J.S