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チャンネルA、代金決済せず 協力会社 連鎖倒産の危機

登録:2012-04-02 08:30

原文入力:2012/04/01 22:58(1634字)

←総合編成チャンネル<チャンネルA>が放送プログラム製作スタジオを運営する韓国映像美術振興会と契約を結び、ドラマ<KPOP最強サバイバル>を撮影した永宗島(ヨンジョンド)スタジオの様子。  韓国映像美術振興会提供

視聴率低調・資金不足を理由に美術製作社に23億 未払い
‘施設費10億’セット場 一方的解約も…業者等 1人示威

 "<チャンネルA>側が去る1~3月の3ヶ月分の美術製作費22億9千万ウォン余りを払わずにいます。 支払うにしてもいつになるか分からないということです。 視聴率低調と資金不足が理由だそうです。 美術製作社20社余りの職員がセットを作り衣装小道具を準備するのに毎日徹夜で仕事をしてきました。 人件費を払わないと言うのですが、そんな横暴が許されますか?" <東亜日報>が大株主である総合編成チャンネル<チャンネルA>と専属契約を結んで放送美術製作管理業務を遂行してきたある美術製作管理会社のイ・某代表の言葉だ。 彼は1日<ハンギョレ>とのインタビューで「去る30日が職員40人余りの月給日だったが、私の通帳には80万ウォンしかなかった。放送業界雇用創出のようなバラ色の展望を掲げてスタートした<チャンネルA>がこれで良いのか」と付け加えた。

 この業者は20ヶ余りの美術製作社と協力契約を結び、昨年10月からチャンネルAの美術品製作管理業務を遂行してきた。 この業者は昨年9月チャンネルAから管理費名目で年間25億ウォンを受け取る条件で2年契約を結んだ。 製作業者を管理をする一種のサービス会社であるこの業者は、美術製作業者20個所余りと下請け契約を結び、舞台セットと出演者の衣装、メーキャップなどの業務を割り当てチャンネルAから代金を受け取り支給することにしたという。 イ代表は「20ヶ余りの下請け業者職員150人余りの人件費も払えず連鎖倒産の危機に処した」と訴えた。

 これら20ヶ余りの業者が所属する社団法人韓国映像美術振興会はチャンネルAの製作費未払いに対抗して去る27日非常対策委員会を設け共同対応に出た。 2日からソウル、光化門(クァンファムン)のチャンネルA社屋前で代金未払いに抗議するリレー1人示威を行う計画だ。

 チャンネルAと契約を結び仁川(インチョン)、永宗島(ヨンジョンド)のドラマ製作スタジオを賃貸してきた韓国映像美術振興会側も投資した施設費を回収できない境遇に置かれた。 振興会は昨年10月に10億ウォンをかけて永宗島スタジオ2ヶを製作し、チャンネルA側と月間賃貸料1億ウォンで1年契約をした。 振興会側は「チャンネルAが先月初めに1年契約を破棄し、ドラマ<独身男の八百屋さん>を撮った1000坪のスタジオは来る16日までに、5月中に放映終了予定のドラマ<KPOP最強サバイバル>を撮っている500坪のスタジオは5月まで使うと一方的に通知してきた」として「先月分賃料1億ウォンも受けとれていない状態」と明らかにした。 振興会側はチャンネルA未収金内訳と小道具・セット サービス契約書などを証拠として提示した。 チャンネルAは昨年12月に開局して以来、光化門本社社屋と仁川永宗島、京畿道(キョンギド)坡州(パジュ)、ソウル加陽洞(カヤンドン)などのスタジオ施設4ヶ所でプログラムを製作してきた。

 これに対してチャンネルA編成製作チームの美術製作契約担当者はこの日「公式広報窓口ではない」として説明を避けた。 <ハンギョレ>は編成製作チーム高位関係者と企画広報チーム側に説明を聞くために数回通話を試みたが連絡がつかなかった。

クォン・クィスン記者 gskwon@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/media/526265.html 訳J.S