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核安保首脳会議 始まってもいないのに…警察‘希望の広場’ひとまず撤去しろ?

登録:2012-03-23 07:14

原文入力:2012/03/22 16:48(1502字)

←22日警察がソウル広場入口で市民の広場出入りを統制している。 写真ツイッター@hopelabor

ソウル広場テント座り込み強制撤去 予告
パク・ウォンスン市長 "まだ計画ない" 返答
庁舎管理チーム "警察協力公文のために…"

 整理解雇問題と労働弾圧、自由貿易協定(FTA),現代車社内下請け問題などを主題として労働・市民団体が連帯して去る10日からソウル広場でテント座り込みを行っている‘99%希望の広場’が撤去威嚇を受けている。 警察は広場の出入りを統制している。

 ソウル市庁庁舎運営チームは21日、希望の広場主催側に‘無断施設退去要請’公文書を送り、自主的撒去を要請した。 ソウル市庁は公文書で「施設を自主的に撤去しない場合は行政代執行を行い、手続きに従い撤去されうる」と明らかにした。

←ソウル市公文書. 写真ツイッター@hopelabor

 希望の広場主催側は‘非正規職問題に大きな関心を持ったパク・ウォンスン市長がどうしてこんなことができるのか’と大騒ぎになった。希望の広場を共にしている映画監督パク・ソンミ(@sungmil)氏はツイッターでパク・ウォンスン市長に「パク・ウォンスン市長。 市民に広場を返すという約束を守って下さい。 市庁広場テントの強制撤去承認、どういうことですか説明をお願いします」と尋ねた。 パク市長は直ちに「強制撤去計画まだありません」と答えた。

 どういうことであろうか。撤去公文を送ったソウル市庁庁舎運営チーム関係者は「ソウル警察庁が‘核安保首脳会議’と関連してソウル市に送った協力公文のためにやむを得ず撤去行政指導をしたことだけで直ちに撤去しようということではない」と説明した。

 ソウル警察庁は去る20日ソウル市に 「ソウル広場は核安保首脳会議警護区域に指定されているので広場内の危険施設などを除去してほしい」と協力要請をした。 警察は核安保首脳会議来賓がソウル広場近隣のホテルに滞在する可能性があり警護上ソウル市に協力要請をしたと見られる。

 しかし警察は核安保首脳会議が始まってもいないのに無理に広場の出入りを統制して出た。 チョン・ジンウ進歩新党非正規職室長は「22日午前から警察がソウル広場の出入りを完全統制していて現場の警察は‘金属(労組員)らしければ入れない’と話している」と伝えた。 ‘非正規職のない世の中作り’公式ツイッター(@hopelabor)は22日警察がソウル広場の出入りを統制している写真を上げた。 警察は21日夜9時頃ソウル広場内で歌を歌っていた市民2人を集示法違反の疑いで連行した。

 希望の広場主催側スポークスマンを引き受けているイ・チャングン全国金属労組双龍(サンヨン)自動車支部企画室長は「希望のテントは危険施設ではない。 希望の広場の運営を続ける」という立場を明らかにした。

 22日現在、ソウル広場には市民が設置した野宿用テント30張り余りが設置されている。 彼らは雇用労働部が整理解雇と非正規職問題解決に乗り出す時まで希望の広場を運営する予定だ。

 ソウル核安保首脳会議は27~28日の2日間ソウル江南区(カンナムグ)、三成洞(サムソンドン)コエックス一帯で開かれる。

ホ・ジェヒョン記者 catalunia@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/524742.html 訳J.S