原文入力:2012/03/20 21:15(1597字)
←キム・ジェホ判事
‘起訴請託’キム判事は2回目の出頭要求も拒絶
警察 "3次まで出てこなければ逮捕令状申請"
パク・ウンジョン検事も質問に対する回答がなく連絡を絶つ
ナギョンウォン前セヌリ党議員の夫キム・ジェホ判事(ソウル東部地方裁判所)‘起訴請託’疑惑事件と関連して20日警察の2回目の出頭要求にも応じなかった。 キム判事から起訴請託を受けたと主張したパク・ウンジョン検事(仁川地検富川(プチョン)支庁)もこの日警察の出頭要求を拒否した。 これに対し警察はキム判事とパク検事に26日に出席するよう再び要求書を送った。警察は被告訴人身分であるキム判事の場合、再び出頭に応じなければ逮捕令状を申請する方針だと明らかにした。
←パク・ウンジョン検事
ソウル地方警察庁関係者はこの日 「パク検事は去る8日に送った書面質問書に対する答弁書も送らず、電話さえ受けない」として「キム判事もやはり出席延期要請もせずに黙殺無返答」と話した。 この関係者は「キム判事は26日午前10時、パク検事は午後2時までに出席するよう再び出席要求書を送った」として「パク検事は参考人身分なので拘引は難しいが、キム判事は被告訴人身分であるため26日にも出席に応じない場合は法に定められた手続きどおりにする」と付け加えた。
警察はキム判事とパク検事の相次ぐ連絡途絶と召還拒絶に激昂した様子を見せた。 捜査ラインにいるある警察関係者は「パク検事は休暇から帰ってきた後に正常出勤をしながらも警察の連絡を無視している」として「富川支庁側に何度もメモを残したが伝えられたのかさえ把握する方法がない」と憤懣をぶちまけた。 パク検事は去る5日‘キム・ジェホ判事から起訴請託を受け、これを後任者であるチェ・ヨンウン検事(大邱(テグ)地検金泉(キムチョン)支庁)に伝えた’という内容の陳述書を提出する時も「警察には出せない」としてソウル中央地検を通じて伝達した経緯がある。
被告訴人身分であるキム判事も警察捜査を徹底的に無視する態度を見せている。 キム判事は弁護人選任届けを提出した後に警察に‘弁護士を通じて連絡する’という意志を伝達しただけで連絡を絶った状態だ。 警察関係者は「判事が法の手続きを知らない筈も無く、警察の出頭要求に2度にわたり延期要請もせずに連絡を絶つのは法を愚弄する処置ではないのか」として「(逮捕)令状を申請しても検察がこれを請求するわけもなく、裁判所が発行する筈もないという考えで持ちこたえているのではないだろうか」と声を荒げた。
ナ・ギョンウォン前議員側は昨年10月チュ・ジンウ氏(<時事IN>記者)が「キム判事が‘妻を非難したネチズンを起訴してほしい’と担当検査に請託した」という疑いを提起するや、チュ氏を公職選挙法違反(虚偽事実公表)と名誉毀損疑惑で警察に告発し、チュ氏は去る1月にナ前議員とキム判事を同じ疑いで対抗告訴した経緯がある。 ところがこの告訴・告発事件の公訴時効(4月26日)がいくらも残っていない状況で、被告訴人であるキム判事と参考人であるパク検事、被告発人であり同時に告訴人でもあるチュ氏までが出席を拒否しており、警察が彼らに対する召還調査を一度もできないまま事件を検察に渡さなければならない境遇に追い込まれた。
警察関係者は 「時間がかかり警察の調査を受けずに事件が検察に渡るように願うことが彼らの下心だろう」としつつ「果たして検察の出席要求にも応じないのか、今後を見守る」と批判した。 ユ・ソンヒ記者 duc@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/524396.html 訳J.S