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‘盧武鉉 冒涜’セヌリ、パク・サンイル候補 公認取消

登録:2012-03-15 08:05

原文入力:2012/03/14 23:06(1919字)

←セヌリ党江南(カンナム)甲選挙区ぼ公認を受けたパク・サンイル ベンチャー企業協会副会長

江南(カンナム)甲 戦略公認人物…イ・ヨンジョ江南乙 公認者もあわせて取消
2人とも極右的歴史観 論難
パク候補 "鎮圧訓練 軍を投入したら5・18の悲劇はなかっただろう"

セヌリ党が14日、江南甲・乙の候補としてそれぞれ戦略配置されたパク・サンイル ベンチャー企業協会副会長とイ・ヨンジョ前真実和解委委員長の公認を電撃的に取り消した。 江南はセヌリ党の核心戦略地なので‘不良・密室’公認に対する党内責任論も一部出てきている。

 チョン・ホンウォン公認委員長はこの日午後ブリーフィングを通じて「審査過程でそこまで発見できなかった点が言論の報道で議論になるにつれ、イ・ヨンジョ、パク・サンイル候補の公認を取り消すことに決めた」と明らかにした。 チョン委員長は「解釈によっては国民の心を傷つける部分があると判断した。 遺憾の意を表わす」と話した。

 これに先立ち、一部の非常対策委員は両候補の公認再議を要求する声明を公認委に伝えた。彼らは「光州民主化運動と済州(チェジュ)4・3抗争の性格に対する歴史的認識に問題があるイ・ヨンジョ候補と日帝強制占領期間や信託統治などに対して不適切な記述をしたパク・サンイル候補に対する公認はセヌリ党の未来にふさわしくない公認」と指摘した。 ナム・ギョンピル、ク・サンチャン、クォン・ヨンジン議員など党内刷新派議員も同様な理由で両候補の公認再考を要求した。

 イ・ヨンジョ候補の光州(クァンジュ)と4・3関連不適切発言から始まった論難がパク・サンイル候補まで及び、一波万波に拡大するや公認委も公認取り消しが避けられないと判断したようだ。 パク候補は6ヶ月前に出版した著書<私が生きるということは>に「光州に適切なデモ鎮圧訓練を受けた軍部隊が投入されたとすれば、このような惨状が発生しはしなかっただろう」と書いた。 鎮圧のための軍投入自体は正当だったという論理だ。 パク候補は盧武鉉前大統領の逝去と関連して「盧前大統領が検察捜査を受けて自殺した。不当な捜査だろうがなかろうが、前職大統領として取るべき行動ではなかった」として「しかし盧前大統領は一日で偶像化された」と述べた。 また「米国は我が国を二度も救済したし(日本から、共産主義から)助けるために多くの援助をしてくれた。 それなのに私たちの社会には米国を否定的に見る人がいるのか」とも書いた。

←チョン・ホンウォン セヌリ党公職候補者推薦委員長が14日午後、ソウル、汝矣島(ヨイド)の党事務所でソウル 江南甲と江南乙にそれぞれ公認されたパク・サンイル、イ・ヨンジョ候補の公認取り消しを発表した後、記者たちに囲まれて質問を受け出て行っている。カン・チャングァン記者 chang@hani.co.kr

 公認委は不良公認の責任論を避けられなくなった。ある非常対策委員は「初めはみなボトムアップ式公認をするかのように大声を上げたが、公認の最後ではガタガタになって顔を上げられない。 誰が公認をしたことのか」と話した。 ある再選議員は「江南は党の顔として永く戦略公認を熟慮してきたところであるはずなのに、初めての取り消し対象になって弁解の余地がない」と話した。

 党が前面に掲げた‘システム公認’も一瞬で色あせた。 大邱(テグ)に公認を申請したイ・ヨンジョ候補を江南乙に配置した当時、ある公認委員は「保守戦士が必要だ」と話したと伝えられる。 パク・サンイル候補はベンチャー業界の同僚であるチョ・ヒョンジョン非常対策委員が推薦したと伝えられた。 首都圏のある再選議員は「力を持つ少数が親疎関係に応じて自分の味方を植えるやり方、使いまわし式公認をした結果、国民の目線による公認に逆行した」 としながら「特に当選が保障される江南なのに朴槿恵委員長の裁可なしに公認がなされたのだろうか」と話した。 パク候補を推薦したチョ・ヒョンジョン非常対策委員は「本の内容までは分からなかった」として「責任を負うべきは負う」と話した。 ある議員は「クォン・ヨンセ事務総長が責任を負わなければならない」と話した。 イム・インテク、ソンチェ・ギョンファ記者 imit@hani.co.kr

イム・インテク記者 imit@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/523449.html 訳J.S