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中国の都市が沈下している

登録:2012-03-13 07:23
https://www.hani.co.kr/arti/international/china/523173.html

原文入力:2012/03/12 21:07(949字)

北京・上海・西安など50ヶ所余り
大規模地盤沈下…2m沈んだところも

北京と上海が沈んでいる。
中国国土資源部の最近の地質学調査で中国内50ヶ余りの大都市が大規模な地盤沈下現象を示していることが明らかになったと<サウスチャイナ モーニングポスト>が12日報道した。 上海の場合、100年間に約2mも沈んだ地域もあった。

 タオチンパ国土資源部地質環境局副局長はインターネット ホームページに「2009年基準で中国内の地盤沈下面積が7万9000平方kmに達していることが発見された」と明らかにした。 領土面積が同等で都市化と産業化がはるかに進展している米国の地盤沈下面積44030平方kmのほとんど二倍に及ぶ。

 最も深刻な地域は上海などが位置した長江三角洲、北京が属する華北平原、西安が属するポンウェイ盆地だ。 都市化による高層建物の建設、過度な地下水開発と使用が地盤沈下の主原因だ。 中国科学院のポンズミン教授は「ニューヨーク、東京など経済が発達した都市は全て地盤沈下現象を体験しており、中国は急速な大規模都市化過程で高層ビルがますますたくさん建ち、人口が集中しより多くの水を使っているため地盤沈下が激しくなっている」と話した。

 国土資源部のタオ副局長は 「地盤沈下が国家経済にも大きな損失を与えている」と警告した。 高層建物や地下鉄トンネルに亀裂が生じ、高速鉄道の線路がよじれたり高速道路に穴があくなどの問題が地盤沈下と関連しているという説明だ。

 中国政府は地下に大量の水を投入し、これ以上土地が沈まないようにする計画を準備している。 富裕な都市である上海市はすでに毎年数十億中国元を投じ水を注入している。 北京市政府は地下水の使用を制限する計画を準備したし、地盤沈下が続けば水の投入に乗り出す予定だ。 だが、専門家たちは水を注入する方式は費用があまりに莫大で地盤沈下を回復させることもできないと指摘している。

北京/パク・ミンヒ特派員 minggu@hani.co.kr

原文: 訳J.S