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三星(サムスン)-アップル‘特許戦争’決定打は無かった

登録:2012-03-04 00:20
https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/521812.html

原文入力:2012/03/02 23:05(1191字)

 ドイツ マンハイム裁判所、それぞれ‘データ伝送’‘押してスリープ解除’棄却サムスン "3件全て控訴" アップル‘5件残る’…うっとうしい攻防予告 "両社のうち一方に致命的な打撃を与える判決が下されることはないだろう。" 2日(現地時間)ドイツ、マンハイム裁判所から出るサムスン電子とアップルの特許訴訟判決を控えて専門家たちが出した予想だった。 予想は的中した。 マンハイム裁判所はこの日、両社がそれぞれ提起した訴訟を全て棄却した。 これに伴い、両社はこれまでどおりスマートフォンを作って売って良い。 サムスン-アップルが1年近く引きずってきた特許戦争の峠になると展望された‘運命の日’は虚しく暮れた。

 サムスン電子は昨年4月 "アップルが通信標準特許3件を侵害した" としてマンハイム裁判所に訴訟を提起した。 この内2件はすでにサムスンの敗訴判決が下された。 この日‘データ伝送時エラー減少のための符号化技術’をアップルが侵害したというサムスンの主張まで裁判所が棄却したことにより、サムスン電子は今回の件で‘最後の勝負’でも負けたわけだ。

 アップルは三星電子の攻勢に対抗して昨年6月サムスンを相手に6件の特許侵害訴訟を起こした。 この日の初めての判決ではサムスン電子が‘押してスリープ解除’特許を侵害したというアップルの主張が棄却された。 先月16日ドイツ、ミュンヘン裁判所で開かれた同じ内容のアップル-モトローラ訴訟ではアップルが勝訴したが、この日の判決は正反対に出てきたわけだ。 アップルが提起した5件の特許に対する訴訟はまだ残っている。

 サムスン電子は当惑している様子だ。 今回の3件の特許権に強い自信を示してきたが、結果的に何の得るところも無く終わってしまったためだ。 しかもまだアップルがサムスン電子に対して提起した特許訴訟は残っている。 だが、サムスン電子は昨年12月アップルを相手に通信標準2件に対してマンハイム裁判所に追加訴訟を提起した。 合わせてこの日の判決に対しても控訴意思を明らかにした。 サムスン電子関係者は「今回の判決の特許3件の内、1月判決に対してはすでに控訴したし残りの2件に対しても控訴を検討している。 追加訴訟も進行中なので結果を見守らなければならない」と話した。

 サムスン電子とアップルは世界各地で特許訴訟を行っているが、専門家たちは今後もそれほど意味のある判決が下されるとは考えにくいと見ている。 キム・ジンチョル記者 nowhere@hani.co.kr

原文: 訳J.S