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昌寧(チャンニョン)・咸安(ハムアン)堰 上流も‘川底えぐられ’…堰 崩壊の危険

登録:2012-03-04 00:10
https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/521809.html

原文入力:2012/03/02 22:59(1143字)

研究団 "深さ13m ぽっかり凹む"
水資源公社、自社再検査へ

 強まった水流れのために洛東江(ナクトンガン)、昌寧・咸安堰の下流側の川底に20m余りの深さのくぼみがえぐられたが(△4大河川咸安堰川底深さ21mのくぼみがえぐられる… "放置すれば堰崩壊" )に続き、上流側の川底にも深さ10mほどのくぼみがえぐられたことが明らかになった。 土木専門家たちは「くぼみが継続的に大きくなっており堰構造物に接近しているため根本的解決策を急いで行えなければ、ともすると堰が崩壊する恐れがある」 と警告した。

 学者と環境運動家らが集まった‘生命の川研究団’は2日 「音波測定機である‘GPSエコーサウンド’を利用して昌寧・咸安堰の上流川底の水深を測ったところ、堰から上流側に推進5mを維持していた水深が上流20m地点になると突然ぽっかり凹ぼ逆さ13mのくぼみがえぐられていることが確認された」として「正常な水深が4~5m程度なので川底から8~9mの深さまでくぼみがえぐられたと推定する」と明らかにした。

 当初、昌寧・咸安堰の上流川底にはコンクリートブロックでできた10mの長さの川床保護石積みが設置されていたが、韓国水資源公社(水公)は川底の安全性を高めるため昨年末から先月まで川床保護石積みの長さを20mに拡張した。 したがって上流側川底のくぼみは川床保護石積みの直前までえぐられたものと見られる。

 パク・チャングン関東(クァンドン)大教授(土木工学科)は「川をふさいで堰を建設したために水量は増えた反面、水路は狭くなったために継続的に速い速度で川の水が抜け出る堰の中央部分の上・下流の川底にくぼみができるのは当然の現象」とし「大型ダムの基準に合わせて再施工しなければ川の水が川床保護石積みの下に食い込み、結局は堰構造物を押し倒すだろう」と話した。 これに対してキム・ヨンウ韓国水資源公社昌寧・咸安堰事業所長は「川底に3m以内の高低の自然な屈曲はあるが、上流側の川床保護石積み補強工事をする時に川底がえぐられる現象は発見されなかった」として「そうではないと考えるが、再び測量し‘生命の川研究団’の主張を確認する」と明らかにした。

 一方、水公は昌寧・咸安堰下流側の川床保護石積みが終わる地点でも先月12日に深さ21mのくぼみを発見し、補強工事を行っている。 チェ・サンウォン記者 csw@hani.co.kr

原文: 訳J.S