原文入力:2012/03/02 09:24(1246字)
←パク・ウンジョン仁川地方検察庁富川(プチョン)支庁検事. ハンギョレ資料写真
辞職の弁、検察内部掲示板に残す
"私は今日検察を去りたいと考えております"
セヌリ党ナ・ギョンウォン前議員の夫であるキム・ジェホ判事が検察側にナ前議員を誹謗したネチズンを処罰するよう請託したという疑惑と関連して、‘良心宣言’をした仁川地検富川支庁パク・ウンジョン(40・29期)検事が2日朝、辞職の弁を検察内部掲示板‘イプロス’に残した。
パク検事はこの日、朝7時55分頃‘イプロス’に 「私は今日検察を去ろうと思います。この間、共に仕事をした先後輩同僚と実務官、検察家族の皆さんに感謝するという挨拶を残したいと思います。元気でいつも幸せにいて下さい」という短い挨拶を残した。パク検事の携帯電話はポッドキャスト<ナコムス>がパク検事の実名を公開した先月28日以来、この日の朝まで電源が切れている状態だ。
‘ナコムス’は28日放送分で「ナ・ギョンウォン議員を誹謗したネチズンは数十万人いる。その中で唯一(キム・ジェホ判事が勤める)ソウル西部地方法院所轄区域に暮らすネチズン一人だけを選び出し告発する。そして検察が捜査をしないとしてキム判事が‘はやく起訴してほしい。後は自分が処理する’と起訴請託を行った」と主張した。キム・オジュン氏は「先週、その検事(請託を受けた検事)が、チュ・ジンウ逮捕・拘束令状を出すという話を聞いて私たちに連絡もせずに公安捜査チームに自分がその‘起訴請託電話を受けた’と話してしまった。 その検事が富川支庁のパク・ウンジョン検事」と付け加えた。
これに先立ち昨年10月ソウル市長再補欠選挙を控えてナコムスは「ナ・ギョンウォン ハンナラ党ソウル市長候補の夫であるキム・ジェホ判事がソウル西部地方裁判所にいる当時、ナ候補に対して批判文を載せたネチズンを起訴してほしいと西部地検の検事に起訴請託をした」と疑惑を提起した。ナ候補側は公職選挙法違反容疑を挙げてナコムスのパネル チュ・ジンウ氏を告訴し、現在この事件はソウル中央地検公安2部の指揮を受けソウル地方警察庁捜査2係が捜査を進めている。
一方、ナ前議員は1日午後セヌリ党党事務所で記者会見を開き「夫のキム判事が起訴請託をした事実がない」として「女性政治家に対する偽り暴露はセクハラと変わりなく無責任で陰湿な攻撃と扇動で民主主義が脅かされている」と強く反発した。ナ前議員は「キム判事は2005年当時、起訴時点から裁判が進行される過程にはずっと米国留学中であったため、起訴に影響を及ぼす状況では全くなかった」と強調した。
ノ・ヒョンウン記者 goloke@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/521680.html 訳J.S