原文入力:2012/02/28 20:33(1035字)
S&P‘選択的支払不能’判定
破産保険 補償に周辺国 触覚
ギリシャがユーロゾーン導入以後13年ぶりに初のデフォルト(支払不能)判定を受けた国家になった。
国際信用評価会社スタンダード&プアーズ(S&P)は27日、ギリシャの長期信用等級をジャンク水準である‘CC’から‘選択的デフォルト’へ降格したと発表した。 選択的デフォルトとは一部債務に対して決まった期日に正常に償還できない状態を示す。
S&Pは一ヶ月前にギリシャ債務と関連して債権者が債務交換を受諾するよう強要される場合、ギリシャをデフォルト状態と見なすと明らかにした経緯がある。ユーロゾーン財務長官は去る21日、ギリシャに最大1300億ユーロの救済金融を支援する方案に合意しながら、ギリシャ国債を保有する民間債権団も債権元金の最大53.5%を減少する新しい債権に交換するよう強制した。民間債権団は利子まで含めれば、損失額が70%以上になるものと推定される。ギリシャ議会が去る23日、国債1070億ユーロを減少する法案を通過させた後、ギリシャ政府は民間債権団に国債の交換を正式要請し来月12日までに国債交換手続きを終える計画だ。
S&Pは今回の措置が国債交換に同意しなかった債権団も強制的に国債を交換するようにする‘集団行動条項’(CACs)が導入されたことに伴うものと説明した。今回の措置はすでに予告されたことであり、ムーディーズなど他の信用評価会社も同様の措置を取ると展望される。
専門家たちは直ちに市場で大きな打撃があるとは見ないものの、今回の措置がギリシャの信用破産スワップ(CDS)取引に対する補償金要求を触発させるかに注目している。 信用破産スワップは債権支払不能や再調整に備えた一種の保険取引だ。ギリシャ債権が事実上一部支払不能な状態であるため、ギリシャ信用破産スワップを買収した側がこれに対する補償を要求するものと見られる。 ギリシャ信用不渡りスワップは32億ドル規模でそれほど大きくはないが、補償が決定される場合、ヨーロッパの他の負債危機国家にも影響を与える可能性が高い。
チョン・ウイギル先任記者 Egil@hani.co.kr
原文: 訳J.S