原文入力:2009-03-14午前11:36:09
地域映画会社製作‘Sunji’ 18日試写会
一般人も参加…封切り館確保 不確実
チョン・デハ記者
←光州市民の視点で1980年5月を扱った映画<Sunji>の一場面。 大同文化財団提供.
1980年5月光州を、光州市民たちの視点で扱った映画が初めて出てきた。
光州で初めて作られた映画製作社である‘シネウォクス’は1980年5月光州に対する映画である<Sunji>の試写会を18日光州メガボックスで開く。<Sunji>は以前に光州民衆抗争を扱った映画である<花びら> <古びた庭園> <華麗なる休暇>がソウル,忠武路の資本と監督らが投入されたのに対して、光州地域映画会社が作り光州映画人たちが多数参加したという点で出発点から違う。
この映画の背景は2007年5月の光州だ。光州抗争の翌年1981年に生まれたヒロインSunji(チャン・セユン役)は光州と境を接する和順でサムゲタン料理を売る食堂をして暮らす。1980年5月市民軍として活動したSunjiの父親は失踪した。
Sunjiは2007年5月、光州抗争前夜祭の集体劇で武器庫を奪取する市民軍の役割を受け持ち、和順に来たチャグ(キム・ユンソク役)に偶然に会う。チャグが帰った後、彼を探して光州路を行くSunjiは異色で荘厳な前夜祭を見る。チャグに会ったSunjiは他の市民たちと同じようにいつの間にか再現劇に参加することになる。旧全南道庁屋上に上がったSunjiは、父親のように失踪したり死んでいった人々の恨をはらすために厄を払う踊りを舞う。
この映画は忠武路映画らとは異なり、1980年5月光州の状況をそのまま再現しようとはせず、現在の前夜祭を通して隠喩的に見せる。この前夜祭に市民軍と戒厳軍に分かれて参加した数多くの光州市民たちが自然に俳優となり、映画に出演するという点でもドキュメンタリーとドラマ形式とが交差する点が独特だ。パク・グァンマン監督は「忠武路式映画作法ではなく、光州の人々の視点で光州を語りたかった」として「5・18が現在も続いている歴史だという点を見せたい」と話した。
‘シネウォクス’の<Sunji>は2007年2月、文化観光部の地域文化コンテンツ発掘事業で最優秀作に選ばれ、製作費1億400万ウォン余りを支援され、個人寄付など計3億6千万ウォンをかけたいわゆる‘独立映画’だ。5月封切りが目標だが封切り館を確保できるかはまだ不確実だ。
光州/チョン・デハ記者daeha@hani.co.kr,写真 大同文化財団提供
原文: https://www.hani.co.kr/arti/culture/movie/344103.html 訳J.S