hankyoreh

原文入力:2012/02/15 21:52(972字)

←‘住居権要求’デモが開かれた14日、イタリア、ローマ議会建物にイタリア語で「私たちの人生にゲームは充分だ。今は家をくれ」としてオリンピック開催に反対する横断幕がかかっている。 マリオ モンティ イタリア総理はこの日、政府の財政危機のために莫大な誘致費を保証し難いとし、2020年ローマ オリンピック誘致をあきらめると発表した。 ローマ/APニューシス

"現経済状況では無理" 2020年、大会誘致戦 放棄

　苛酷な緊縮財政という長いトンネルを通過しなければならないイタリアが、結局2020年ローマ オリンピック誘致の夢もたたんだ。

　マリオ モンティ イタリア総理は14日「オリンピック開催は現経済状況では無責任なことになるだろう」とし議会で全員一致で誘致計画放棄意見を集約したと明らかにした。

　2020年夏季オリンピック誘致申請の締め切り日である15日を翌日に控えて出された今回の発表で、イタリアは日本東京、カタールのドーハ、スペインのマドリード、トルコのイスタンブール、アゼルバイジャンのバークなどとの誘致競争を事実上放棄したと見られる。

　英国<BBC>放送はこれと関連して、オリンピック開催のための政府保証金125億ドル(約14兆ウォン)に対する負担のためだと報道した。 財政危機克服を最優先順位に置いているモンティ総理は 「現在の私たちの難しい経済状況は以前の政府が波及力を熟慮せずに(オリンピック誘致のような)決定を下したため」とし「オリンピックは国民の税金負担を誘発するおそれがある」と説明した。

　しかし2年間にわたりオリンピック誘致のために努めてきたジアニ ペトゥルチ イタリアオリンピック委員会会長は 「総理から事前に聞いてはいない」 として荒々しく反発した。 彼は「オリンピックに対する投資は未来のためのもの」とし「気分は悪いが、私たちは(オリンピック誘致のために)全力をつくす」と主張した。

チョン・ジョンユン記者 ggum＠hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/519288.html 訳J.S