本文に移動

サンプル化粧品‘バーゲン処理’…ワー、私の顔どうしちゃっやの

登録:2012-01-30 08:57

原文入力:2012/01/29 23:14(1478字)
ユ・ソンヒ記者、ジョンファンボン記者

来月の販売禁止を控え‘割引率90%’等 購買 誘惑
流通期限なくややもすれば皮膚に副作用…被害補償も不可

 会社員イ・某(33)氏は最近インターネット ショッピングモールで割引販売している有名ブランドのサンプル化粧品を大量購入して使い、皮膚がかゆくなり斑点が出る副作用が現れ大変な思いをした。 イ氏は「今後、サンプル化粧品の販売が禁止されるというので、安さに惹かれて1年分の使用量を一気に買って使い、皮膚科の診療費がそれ以上にかかった」として「医師は化粧品の副作用と言ったが、製品を調べると製造日付も記されていなくてあきれた」と話した。

 来月5日にサンプル化粧品とテスト用香水の販売を全面禁止する化粧品法改正案施行を控え、インターネット ショッピングモールが先を争って‘化粧品サンプル バーゲン処理’に乗り出している。 正規商品と容量対比で90%以上の割引率を掲げたインターネット ショッピングモールを通じて多くの女性たちが化粧品を大量購入している状況だ。

 パク・イヌァ(26)氏も最近サンプル化粧品を15万ウォン分以上も購入した。パク氏は「価格の高い国内ブランドや有名外国ブランド化粧品は品切事態を起こしたりもしており、職場で休み時間に時々インターネット ショッピングに熱を上げた」として「今回のような機会でなければサンプル化粧品を購入できないという思いで1年分以上を購入した友人もかなりいる」と話した。

 実際、サンプル化粧品の人気は途方もなく高く、一部有名ショッピングモールの場合、最近一週間の化粧品カテゴリー売上の中で、1~2位が共にサンプル化粧品であり、売上額も前年同期比で30~40%以上急増したことが分かった。

 だが、5~10ml単位で販売されるサンプル化粧品は、ほとんど製造日付さえ表示されていない。 法的に容量が15ml以下の化粧品には表示義務がないためだ。 また、サンプル化粧品の大部分は訪問販売員が謝恩品として使い残ったものなどで、取引が陰性的になされるために品質保証もされない。

 専門家らはこのようなサンプル化粧品を6ヶ月分以上を一度に購入して使うことは避け、少なくとも製造年度を明示した信用できるサイトで購入するよう助言している。

 LG生活健康関係者は「サンプル化粧品は内容物を空気との接触から遮断する内部蓋がなく包装も不十分であり、正規商品より流通期限が短くならざるをえない」として「また、陰性的に流通するために製造日付を把握することは難しく、副作用が発生しても正式な被害補償を受けることはできない」と話した。業界では正規商品化粧品の流通期限が通常2年ならば、サンプル品は概略6ヶ月~1年以下と見る。名前を明らかにすることを憚った化粧品業界関係者は「化粧品法改正理由がまさにこのようなサンプル化粧品による被害を減らそうという趣旨だったが、改正法の施行を控えて‘バーゲン処理’名目で大量販売される逆説的状況が広がっている」として「あまりに多いサンプル化粧品を一度に購入し、流通期限が過ぎた場合に被害を受ける恐れがあるので注意しなければならない」と話した。

ユ・ソンヒ、チョン・ファンボン記者 duck@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/516565.html 訳J.S