原文入力:2012/01/29 23:21(1455字)
キム・ジンチョル記者
スマートフォン 世界首位
昨年 9500万台 販売 278%↑
9300万台販売のアップルを上回る
三星電子が世界スマートフォン販売首位に上がった。29日市場調査業者IHS iサプライの集計によれば、昨年三星電子のスマートフォン販売量は9500万台で前年に比べ278%増加した。 アップルはこれより少ない9300万台と集計され、次いでノキア(7700万台),ソニーエリクソン(2000万台),モトローラ(1900万台)の順だった。 別の市場調査業者ストラテジーアナリティクス(SA)も昨年三星電子の世界スマートフォン販売量は9750万台で、9300万台を販売したアップルに先んじたと集計した。
ただし、昨年4分期にはアップルが三星電子を上回った。IHS iサプライの集計では、昨年4分期アップルが前分期対比で117%増えた3700万台を売った反面、三星電子は3600万台を売り、ノキア(2000万台),ソニーエリクソン(600万台),モトローラ(500万台)が後に続いた。SAによる集計でも、アップルが4分期3700万台を売り三星は3650万台を販売した。
世界スマートフォン市場で分期単位で1位事業者が変わる激戦が広がっているということだ。昨年第2四半期にはアップルがノキアを抜き1位を占め、第3四半期には三星電子がアップルを押し出し首位を占めた。 去る4分期にアップルが三星を再び抜いた上に、ノキアとモトローラのスマートフォン成長も蘇っており、今年の競争はより一層激しくなる展望だ。
世界最悪企業3位
グリーンピース・ベルン宣言 投票結果
"半導体工場労働者 50人 死亡"
三星電子が世界最悪企業の第3位に選ばれた。環境団体グリーンピース スイスとスイスの市民団体‘ベルン宣言’が去る26日(現地時間)までオンライン投票を行った結果だ。これらの団体は毎年世界の市民団体から6企業の推薦を受け、人間と環境に最も多くの害を及ぼした企業を選定する‘公共の目(public eye)賞’を投票で選んでいる。
この投票で三星電子は今月上旬の投票で序盤1位を走った。最終集計では1万9014票で3位に上がった。主催側はオンライン投票サイトに「三星電子が労働者を保護せず知らせもせずに禁止された有毒性物質を(半導体などの)工場で使用し労働者140人が癌の診断を受け、その内の50人がすでに死亡した」と書いた。 1位はアマゾンダム建設のために原住民4万人を強制移住させたブラジルの鉱山企業バリ(2万5042票),2位は福島原子力発電所事態の時に安全措置を無視し放射能汚染を引き起こした日本の東京電力(2万4245票)が占めた。
これと関連して三星電子は主催側に抗議書簡を送った。 半導体労働者の人権団体である‘パンオルリム’が公開した書簡によれば、ブレンドンゴア 三星電子ヨーロッパ本部広報担当者は「三星は世界的水準の環境・安全・健康施設を維持している」として「不正確な主張を根拠に三星電子を‘公共の目’候補に選定した」と強力に抗議した。
キム・ジンチョル記者 nowhere@hani.co.kr
原文: 訳J.S