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‘大運河伝導師’にまで伸びたMB側近不正捜査

登録:2012-01-19 07:05

原文入力:2012/01/18 18:40(1361字)
パク・ジョンチャン記者

パク・スンファン前議員が理事長である環境公団 押収捜索
発注不正 情況捕捉…パク理事長に捜査拡大するか触覚

←パク・スンファン韓国環境公団理事長

 検察が大運河伝導師として知られたパク・スンファン前ハンナラ党議員が理事長を務める韓国環境公団を電撃押収捜索した。 パク理事長が李明博大統領の最側近なので、また別の側近発の不正がさく烈するのではないかという観測が出ている。

 <ノーカットニュース>は18日、仁川(インチョン)地検特捜部(ムン・チャンソク部長)が16日、検事2人と捜査官10人余りを環境公団本社に急派し、工事発注、企画、審議評価関連部署を電撃押収捜索し、フルターンキー方式の発注事業と関連した資料一切を確保したと報道した。 環境公団発注不正関連諜報が相次ぎ受け付けられ最高検察庁が仁川地検に関連捜査を割り振ったのだ。 検察は押収捜索過程で発注業者選定資料などを確保し分析している。

 環境公団は廃棄物処理と排水終末処理施設、上下水道施設、水質汚染防除システム、気候関連施設に対する政策樹立はもちろん、工事業者選定と技術審議評価などを担当する環境部の傘下機関だ。各級地方自治体が発注する工事はもちろん、発注条件にともなう技術検討用益の実行、業者選定評価などの業務も引き受けており、工事受注と関連して企業等が激しい競争を行い、これを評価する評価委員が業者の集中的なロビー対象に指定されている。 検察は公団評価委員が外部業者の請託を受けて別名‘集中式’業者選定に関与した情況を捕らえたと知られた。

 任期2年の評価委員は、通常は資格証を所有した環境公団内部人士60%と関連専攻教授など外部人士30%等で構成されるが、フルターンキー方式で選ばれる発注業者の工事規模は一件当たり平均1000億ウォン以上であり、環境公団が直接関与する発注だけで1年に20件を越えると伝えられた。

 環境公団捜査が注目を浴びたまた別の理由は、李明博大統領とパク理事長の関係のためだ。 パク理事長は釜山出身ハンナラ党国会議員を務め、去る大統領選挙時は李明博候補選挙戦対策委員会で釜山地域選対委本部長と李明博選挙対策委員会傘下韓半島大運河特別委員会委員長を引き受けた最側近だ。 彼は「大運河事業を政府が正攻法で推進しなければならない」と明らかにするなど、大運河伝導師を自任して乗り出した。 彼が共同代表を受け持っている富国環境フォーラムも大運河推進のための民間機構ではないのかという指摘を受けた。

 偶然にも環境公団は李明博政府時期にスタートし、パク理事長は初代理事長を引き受けた。 検察の電撃的な押収捜索でパク理事長に検察捜査の火の粉が飛び散るかが注目される。 検察関係者は「捜査が進行中であるためパク理事長が発注不正にどの程度関与したのかなどは確認することはできない」と言葉を慎んだと<ノーカットニュース>は伝えた。

パク・ジョンチャン記者 pjc@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/515282.html 訳J.S