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[このひと] "KBSを変える戦い…恐れず笑って"

登録:2012-01-13 07:15

原文入力:2012/01/12 19:43(1511字)
クォン・クィスン記者

KBS 新労組 2期を導くキム・ヒョンソク委員長
チョン・ヨンジュ社長 解任反対闘争を先導
報復性懲戒で地域発令 曲折も
報道本部長など不信任投票に突入

←キム・ヒョンソク委員長

"笑って戦う。"
キム・ヒョンソク全国言論労組韓国放送本部(新労組) 2期委員長の出馬表だ。 第2期執行部の出帆式を翌日に控えた11日、ソウル、汝矣島(ヨイド)の韓国放送研究棟にある労組事務室で会った彼は「この間は壊れゆく韓国放送を見たとすれば、これからは良くなる韓国放送を見るだろう」と活動目標と決然とした意志を明らかにした。

 新労組は既存韓国放送労組(1労組)から脱退した記者・ディレクター中心の600余の組合員で2010年1月1期執行部をスタートさせた。 組合員は2年間で1200人に増えた。 職群も技術・経営職などに拡張された。 12日の出帆式で彼は武士の扮装をしてパロディ映像物に直接登場もした(写真)。

 "1期の時は労組の活動基盤作りに努めた。 事務室も昨年末にやっと勝ち取ったし、団体協約争奪までも長時間戦った。 何より公正放送のための構成員の強固な隊列を得た。 2期はこのような基盤の上に韓国放送を変える攻勢をかけるだろう。"

 キム委員長は2008年、韓国放送記者協会長時期に当時チョン・ヨンジュ社長の不法解任に反対して放送掌握に対抗し重懲戒に遭った。 使用側は公正放送死守のための社員行動共同代表として活動した彼を春川(チュンチョン)総局へ発令を出して報復人事論難を呼んだ。 昨年11月、1年10ヶ月ぶりに本社に復帰した彼は先月5~13日の組合員投票の結果、新労組2期委員長に選出された。 去る1日に始めた任期は2年だ。

キム委員長は韓国放送報道の政権批判が一度もないと指摘した

 "最小限の公正性にすら反した事例も多いが、さらに深刻なことは最初から政権批判をしないことだ。 ニュースは芸能化され猪を追いかけるとか、政権不正関連は水で薄めてニュースを隠した。 国民が知らなければならないニュースを報道していない。"

 彼はキム・インギュ社長が深層ニュースという切り口で<ニュース9>に導入した‘イシューアンドニュース’に対しても「イシューが全くないイシューアンドニュース」と批判した。 彼は「公営放送として環境監視機能が去勢されたのは李明博政権以後の執拗な弾圧で‘調査報道’の脈を切ったこととつながっていおる」と分析した。

 「単純な便りを伝播する媒体は多い。 主流マスコミが行かなければならない道は調査報道だ。 色々な事実(ファクト)の中に隠れている真実を暴かなければならない。」 新労組は12~18日までコ・デヨン報道本部長とパク・カプチン視聴者本部長に対する不信任投票を実施する。 彼は 「報道幹部が政権の‘オーダー’を受けてしようとする試みを阻み、記者ディレクターが恐れずに胸を張れるよう余地を広げることが組合の任務」と話した。

 彼は使用側の受信料引き上げロビーに対しても苦言を呈した。 「政治記者を動員したロビーや中継拒否、報道で政界を圧迫する方式では受信料を上げることはできない」と断言した彼は「国民の怒りを触発し、受信料納付拒否という傷だけを抱え込むだろう」と指摘した。 文・写真クォン・クィスン記者 gskwon@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/media/514519.html 訳J.S