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"8人の奴隷がオレンジを採れば…" 人種差別 数学問題 論難

登録:2012-01-10 08:35
https://www.hani.co.kr/arti/international/america/513941.html

原文入力:2012/01/09 15:40(1015字)
チョン・セラ記者

米国‘猟奇数学問題’にジョージア州てんやわんや

"子供に奴隷制度、鞭打ちがなぜ数学に出てくるのか説明しなければならなかった"
"木にオレンジの実が56個なっている。 8人の奴隷がオレンジを同じ数だけ採るには、奴隷は最大いくつずつ採れるか?"
"フレデリックは綿花がぎっしりつまった6個のかごを持っている。 かごのそれぞれに5ポンドずつ入っているならば彼は全部で何ポンドを持っているか?"

"フレデリックが一日に二回の鞭打ちを受けるならば、彼は一週に何回打たれることになるか? 二週間では何回打たれることになるか?"

 8日(現地時間)米国ニュース専門ブログ<ホピントンポスト>などは、米国のある小学校で生徒たちに人種差別的で暴力的な内容が含まれた数学の宿題を出したせいで論難が起きていると伝えた。米国、ジョージア州ノックロス市にあるビバリッジ小学校の父母は何の脈絡も説明もなしに奴隷制度と鞭打ちに対する内容が子供たちの数学の宿題に入っていることに怒った。 学校当局と教師たちは歴史と数学教科を融合する統合教科型問題に対する解答の宿題を与えようという意図だったと釈明したが、父母たちは議論された内容が不適切だとして荒々しく反発した。 父母であるテロンス バーネットは地域放送会社とのインタビューで「私は8才私の子供に奴隷制度と奴隷、そして鞭打ちがなぜ数学の問題に出てくるかを説明しなければならなかった」として「それは心が痛むことだった」と話した。 ビバリッジ小学校には24%の黒人またはアフリカ系米国人学生たちが在学している。

 これに対して公立学校該当教育区スポークスマン スロン ロッチは 「私たちは今回の宿題を巡り憂慮があるということを理解し、このような問題が不適切だったということにも同意する」としながら「教師たちが統合教科型問題を出そうとしたが、思わしくない問題を作り出した事例に過ぎない」と話した。 ビバリッジ小学校側は問題が今後再活用されることを防ぐために問題用紙を廃棄したと明らかにした。 チョン・セラ記者 seraj@hani.co.kr

原文: 訳J.S