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ギャラクシー パワー…三星(サムスン)電子 2年連続‘150兆-15兆’クラブ

登録:2012-01-07 11:29

原文入力:2012/01/06 19:48(1361字)
キム・ジンチョル記者

4分期 売上 47兆・営業利益 5兆2000億 ‘史上最大’年間 164兆・16兆 達成…株価は3日連続で下落

 ‘ギャラクシー’シリーズがサムスン電子に史上最大の実績をプレゼントした。 サムスン電子が6日公開した昨年4分期暫定実績は売上47兆ウォン、営業利益5兆2000億ウォンで史上最高値を記録した。 それぞれ前年同期比12.3%、72.8%増加した。 これに伴い、昨年年間基準でサムスン電子の売上は164兆7000億ウォン、営業利益は16兆1500億ウォンに達する。 年間売上額は2010年より6.5%増加し、営業利益は6.6%減った。 世界景気の低迷状況を勘案すれば‘よくやった’という評価だ。

 サムスン電子がこのような実績を出した1番の功労者はスマートフォンなどモバイル部門だ。 証券アナリストは4分期営業利益5兆2000億ウォンの半分以上が携帯電話から出たと見る。 サムスン電子は昨年第3四半期、アップルのiPhoneを抜き、世界スマートフォン市場で占有率1位を占めた。 4分期には3400万台以上のスマートフォンを販売したと推定される。 これに市場調査業者ストラテジー アナリシス(SA)が集計した第3四半期までのスマートフォン販売量6090万台を加えれば、サムスン電子は昨年1億台近いスマートフォンを売ったわけだ。 年間スマートフォン占有率も初めて20%を越え、2位との格差を広げると予想される。アップルは18%台と推定されている。

 スマートフォンは景気変動の影響を強く受ける半導体・ディスプレイ部門の実績も引き上げた。 半導体の中でメモリーはDRAM価格の下落で振るわなかったが、スマートフォンなどに主に使われるNANDフラッシュとシステム大規模集積回路(LSI)等、非メモリー部門の売上は増加したと見られる。 1兆5000億ウォン台の営業利益が半導体部門から生じたと分析される。 テレビ市場の沈滞で昨年第3四半期まで赤字を受け継いできたディスプレイ部門も4分期には黒字を出したと推定される。 液晶表示装置(LCD)は依然として苦戦中だがスマートフォンに主に使われる能動型有機発光ダイオード(AMOLED)部門の利益が増えたおかげだ。 昨年1分期、サムスン電子のディスプレイ部門は2300億ウォンの赤字を記録した後、第2・3四半期に損失規模を減らしてきた。 6000億~7000億ウォンと推定されるハードディスクドライブ(HDD)事業部売却代金も営業利益を拡大した。

 一方この日サムスン電子の株価は1万5000ウォン(1.42%)下落した104万ウォンで締め切られた。 去る3日に110万5000ウォンで終値基準での史上最高額を記録したのに続き3日連続の下落だ。 実績が株価に反映されて外国人投資家を中心に差益実現に動いたためと見える。

キム・ジンチョル記者 nowhere@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/513744.html 訳J.S