原文入力:2011/12/20 21:34(679字)
チョン・ウンジュ記者
外交通商部は韓-米自由貿易協定(FTA)協定文のハングル本翻訳誤り正誤表を公開せよとの裁判所の判決に従わず控訴したと20日明らかにした。
去る6月、外交部は韓-米自由貿易協定が公式署名されて4年ぶりにハングル本を再調査した結果、296件の翻訳誤りが発見されたとし、新たに直したハングル本協定文を公開した。当時、外交部は35件の訂正事例だけを明らかにし、残りの翻訳誤り正誤表は公開しなかった。韓-ヨーロッパ連合(EU)自由貿易協定の翻訳誤り正誤表(207件)を全て国会に提出したこととは対照的だった。
民主社会のための弁護士会が外交部長官を相手に行政訴訟を提起したが、外交部は「米国政府が(正誤表を)外交文書の一部と規定した」として公開拒否に固執した。ソウル行政法院行政4部(部長 イ・インヒョン)は去る2日「翻訳誤りを透明に公表すれば社会的合意形成の条件が用意されうる」として正誤表を公開せよと判決した。 米国内での承認手続きに困難が生じる可能性があるという外交部の主張に対して裁判所は「法律上非公開理由である‘国家の重大な利益を顕著に害する憂慮’に該当するとは見難く、米国内での承認手続きはすでに終えられた」として認めなかった。
チョン・ウンジュ記者 ejung@hani.co.kr
原文: 訳J.S