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"原発、安全神話はない" 教科書 直す日本

登録:2011-12-17 08:29
https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/510588.html

原文入力:2011/12/16 20:05(856字)
チョン・ナムグ記者


危険性を大幅に強調…106種 修正


  福島第1原子力発電所事故を体験した日本の教科書出版社が来年に書く教科書で原子力発電と関連した内容を大きく変えた。 原子力発電所の安全性を強調する内容は大幅に減る反面、原子力発電所の危険性に対する内容を増やした。

  16日<朝日新聞>報道によれば、来年発行する小中高教科書1300種の中で106種が去る8月までに地震および原子力発電と関連した内容の訂正を申請し、これが認められた。特に3月末に検定を通過した中学校用教科書131種の中で28%に及ぶ37種が内容を修正した。


  東京書籍は高等学校<現代社会>教科書で「原子力発電の安全神話は根本から崩れた」として「エネルギー政策を再検討することが急務となった」という内容を新たに含めた。この出版社は中学校<理科>教科書には放射線を多量に受けた場合、人体にどんな影響を与えるかを説明する図を新たに入れもした。


  開隆堂出版株式会社は中学校<技術・家庭>教科書で「福島原子力発電所で放射性物質が洩れる事故が発生した」として「いかなる場合にも放射性物質が洩れることが起きてはならない」という内容を追加した。清水書院は中学校<社会>教科書にあった「原子力発電所事故は一度起きれば大きな被害をもたらす」という文章で‘大きな被害’という表現を‘元に戻せない被害’に直した。太陽光エネルギーに対しては「大きな期待を集めている」と非常に肯定的に叙述した。


  <朝日新聞>は「これまでは原子力発電所に対して効率が良いとか地球温暖化に及ぼす悪影響が少ないなどの肯定的な内容が目立ったが、今回の修正を経て否定的な説明が大幅に増えた」と伝えた。
東京/チョン・ナムグ特派員 jeje@hani.co.kr


原文: 訳J.S